鳩山由紀夫首相の所信表明に対する与野党の代表質問が29日、参院でも始まったが、参院本会議場では自民党議員の空席が目立ち、民主党からはヤジの迫力不足を指摘する声が上がった。 この日の民主党の輿石東(こしいし・あずま)参院議員会長の代表質問中、欠席や途中退席を含めた自民党の空席は、同党議員の約2割の15人だった。同党は28日の衆院本会議でも公明党の井上義久幹事長が代表質問に立つや退席者が続出。29日の衆院本会議でも、社民党の重野安正幹事長が質問している最中の空席は約20人に上った。 輿石氏は代表質問後の記者会見で「これまでは私が質問に立っただけで(自民党は)『(輿石氏の出身母体の)日教組!』なんて騒いだが、今回は言わなかったね。(自民党は)疲れたのかもしれません」と、自民党を皮肉った。