2019年の台風19号による川崎市市民ミュージアム(同市中原区)の地下収蔵庫浸水被害を巡り、市は21日、被災した収蔵品約22万9千点のうち、写真雑誌や漫画など約4万2千点を廃棄処分すると発表した。被災後に修復を試みたが、状態がひどく、複製印刷物が存在するなどとして判断した。収蔵品の廃棄は初めてで、カビが繁殖しやすい夏前には焼却処分したいとしている。 市は昨年7月、収蔵品の修復に当たり、…
2019年の台風19号による川崎市市民ミュージアム(同市中原区)の地下収蔵庫浸水被害を巡り、市は21日、被災した収蔵品約22万9千点のうち、写真雑誌や漫画など約4万2千点を廃棄処分すると発表した。被災後に修復を試みたが、状態がひどく、複製印刷物が存在するなどとして判断した。収蔵品の廃棄は初めてで、カビが繁殖しやすい夏前には焼却処分したいとしている。 市は昨年7月、収蔵品の修復に当たり、…
昨年十月の台風19号で川崎市市民ミュージアム(同市中原区)の地下収蔵庫が浸水した問題で、市は被災した収蔵品名に関する本紙の情報公開請求に対して「個人情報保護」を理由に「黒塗り」で応じ、明らかにしなかった。同館に作品を寄贈した作家からは「作品、作家名から関心を持ち支援してくれる人も増える。一刻も早い修復へ、作品名を明らかにするべきだ」との声が上がった。 (大平樹) 市は一月二十八日、収蔵品の搬出状況が、総数約二十二万九千点のうち三分の一にとどまっていることを発表。ふやけた映画フィルムなど修復困難な収蔵品もあることは公表したが、個別の作品名は寄贈者や作者の理解を得られていないとして明かさなかった。 本紙は市役所で同日に開かれた、同館の被害状況に関する庁内会議資料を市に公開請求。十二日、「被災収蔵品に係る修復等の判断基準について(案)」と題したA4判の資料などが公開されたが、ほぼ全面的にマスキン
東京都美術館 漫画家・峰なゆか氏が受けた館内トラブルの対応について謝罪「現在、事実関係を確認」
書誌事項 日本の美術界における年史編纂物 : 東京国立近代美術館アートライブラリー所蔵図書にみる / 渡辺美喜 東京 : 東京国立近代美術館, 2012.03 p30-53 ; 26cm (『東京国立近代美術館研究紀要』第16号) 注記: 英文タイトルと責任表示: Annuals Compiled by the Japanese Art World in the MOMAT Art Library Collection / Watanabe Miki 『東京国立近代美術館研究紀要』 - 外部機関の所蔵データほか NDL-OPAC / Webcat / Worldcat / NDL Search / Webcat Plus / Googleブックス 1,2 本文を読む 研究紀要 16号(2012年) - 研究紹介 〔東京国立近代美術館〕 http://www.momat.go.jp/rese
美術館の告知によると、新海覚雄(1904-1968)は東京生まれの洋画家。1950年代から社会運動を題材に絵を描くようになり、「砂川闘争」(砂川事件)と呼ばれる1955年のアメリカ軍立川基地の拡張反対運動や、国鉄の労働運動や原水爆の告発などをテーマにした作品を残した。展示では、油彩画や水彩画、版画など約70点を展示するとしている。 この展示について、同美術館の武居利史学芸員が6月23日夜、「昨年から準備してきた展示に上の方からクレームがついたのである。中止の可能性も含めて再検討せよ、ということだそうだ」と、Facebookに投稿した。「理由は『内容が偏っているので公立美術館にふさわしくない』ということらしい。半世紀も前に亡くなった画家の作品を展示するだけなのに、どこがどう偏っているのか説明を求めても納得のいく説明はない」と、上層部からの圧力で展示が中止になりかねないと示唆した。
何が問題だったのか。子ども向けに企画された東京都現代美術館(東京都江東区)の展覧会で、現代美術家・会田誠さん一家の作品に館が改変を要請した。ネット上を中心に疑問が噴出し、約1週間後に当初のままでの展示続行が決まった。だが館は、いまだに詳細な理由や経緯を語らない。 7月18日に始まった「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」展には、会田さん一家と、デザイナーの故ヨーガン・レールさん、造形作家の岡崎乾二郎さんら4組が参加している。 一家の展示室には、妻の現代美術家岡田裕子さんと、中学2年生の長男寅次郎さんによる、映像や立体の作品もある。だが、3人が学校への不満を書いた「檄(げき)文」と、首相に扮した会田さんが日本鎖国論をたどたどしい英語で演説する映像作品の二つに、館が改変を要請した。 24日夜、会田さんの所属ギャラリー関係者によるツイッターの書き込みから、館が会田さんに作品の改変を求め、
会田誠さん作品に改変要請 美術館、子ども向け企画展で 東京都現代美術館(東京都江東区)で開催中の子ども向けの企画展で、現代美術家・会田誠さん一家による文部科学省への批判を書いた作品について、館側が会田さんに改変などを要請していたことが24日、わかった。関係者の話では、子どもにふさわしくないなどとする館側に対し、会田さん側からは現状のまま展示できない場合、撤去もありえるとの考えも示されたという。 天井からつるされた作品が「檄文」。背後は映像作品「国際会議で演説をする日本の総理大臣と名乗る男のビデオ」=24日午後、東京都江東区の東京都現代美術館 企画展は18日に始まった「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」展。夏休み向けに館が企画、4組の作家が参加している。 会田さんは、妻の現代美術家岡田裕子さん、中学生の長男と「会田家」として参加。3人が学校生活で感じた不満などを、白い布に毛筆で「
埼玉県立近代美術館(さいたま市浦和区)は26日、収蔵品2点を紛失したと発表した。26年前になくっていることにに気付いたが、今夏まで問題を放置していた。 紛失したのは現代日本版画の先駆者の一人、故・平塚運一氏の木版画で「斑鳩寺初秋」と「議会図書館ワシントンD.C.」。1986年8月に生前の平塚氏本人から寄贈され、評価額は計14万円相当という。 87年夏、当時の学芸部長と普及課長(いずれも故人)が事業報告書を作成する際に、作品がないことに気づいた。当時の職員らによると、2人は「86年冬に大掃除をした際に一緒に捨てたかもしれないが、そのうち出てくるだろう」などと話し、上司の副館長にも報告しなかったという。 その後、企画課長や担当学芸員ら計10人に「行方不明」と引き継がれたが、探索はしなかった。今年7月、同館の大規模改修工事を控えて全収蔵作品を点検をした際に、2点の所在が分からないことを知った依田
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