当サイトでは先の震災の回復状況を数字面から少しでも推し量れるように、統計値上から2011年3月に発生した東日本大地震・震災における被害状況をまとめている。今回は先月の記事を更新する形で、俗に「震災がれき」と呼ばれている災害廃棄物等、災害廃棄物と津波堆積物の処理最新動向を精査することにした。 文中・グラフ中にある「産業廃棄物」「津波堆積物」など用語の定義は一覧ページ【震災がれき処理の現状をグラフ化してみる(復興庁発表)】上ので解説済み。そちらで確認のこと。 最初に算出するのは、災害廃棄物などの仮置き場への搬入状況。災害現場から災害廃棄物等はひとまず仮置き場に移され、そこから各種処分が行われる。災害現場から直接処理場に運んでも混乱が生じるだけなので、まずは仮置き場への移動が必要なのだが、全体では災害廃棄物が89.5%・津波堆積物は64.3%に留まっている。 がれき推定量の再計測や新たな廃棄物の