親族「地獄だった」尼崎の死体遺棄事件 家の外で実の両親の顔が腫れ上がるまで殴らせ続けた-。兵庫県尼崎市の住宅で3遺体が見つかった事件。住宅に住んでいた女性(87)の孫娘角田瑠衣被告(27)がかつて住んでいた高松市の自宅には、角田美代子被告(64)とみられる女らが押し掛けて激しい暴力を振るい、一家は離散に追い込まれていた。 「あのころは地獄だった」。当時を振り返り、高松市の瑠衣被告の親族男性は言葉を振り絞った。近隣住人らによると、女や複数の男が高松市を訪れたのは2003年ごろ。瑠衣被告に命じ、家の外に座らせた両親の顔が腫れ上がるまで殴らせ続けた。 現場を目撃した30代の女性は「瑠衣被告の母親は痩せこけて、顔にあざがあった」と話した。自分の家族に危害が及ぶことを恐れ、警察への通報をためらうほど威圧感があったという。女性は「自分の子どもには外出を控えさせるほど当時は怖かった」と話した。 http