今月出版された鈴木プロデューサーの「ジブリの哲学」。川上さんが見習い期間に学んだ「哲学」が書かれている 「コクリコ坂から」のフランスでの上映が決まりました。これには鈴木敏夫プロデューサーもびっくりです。なにしろ主人公が日本の学生服をきているのです。国境を越えやすいファンタジーのはずの「ゲド戦記」でもなかった出来事です。 「コクリコ坂から」の評判は本当にいいのです。でも、かわいそうな(宮崎)吾朗監督は駿さんを泣かせた最後の追加シーンを、自分でつくったと父親に信じてもらえてません。次に映画を作らせてもらえるのか、ひょっとしたら「コクリコ坂から」で最後になるのかもしれず、微妙なかんじです。 そんな「コクリコ坂から」の公開ですが、まだぜんぜん終わっていません。ジブリ映画はお盆のピークを過ぎてからが長いのです。去年7月公開の「借りぐらしのアリエッティ」なんかは、ある地方の映画館では、今年の6月でもま