印刷 関連トピックスクリスマスアルビノとされる子象(手前)。しっぽなどの体毛も白い=23日、ケニア南部・アンボセリ国立公園、関口聡撮影 アフリカ最高峰キリマンジャロ山のふもと、ケニアの大草原を、全身が真っ白なアフリカゾウの子どもがよちよちと歩いていた。子象の耳はピンク色に透け、普通は黒い尻尾の毛や体毛も白い。関係者の間で「天からのクリスマスプレゼント」と話題になっている。 ケニア野生生物公社(KWS)によると、子象は突然変異の「アルビノ(白化個体)」。ケニアで発見例はなく、アフリカ全体でも数例しかないという。 発見したNGOによると、子象は12月10日ごろに生まれ、体高は1メートルほど。12頭の群れで行動している。女性職員のソイラさんは「24年間、象の群れの観察をしているが、これには驚いた」と話す。 アルビノの動物は日光に弱いという。群れの中では、母象や仲間がしきりに子象の周りに立