窓際三等兵 @nekogal21 「僕の人生は母さんの物じゃないから。悪いけど、少し黙ってくれないかな」。良かれと思って贈ったアドバイスは、最悪な形で返ってきた。四谷大塚から桐蔭学園、そして東京大学。手塩にかけて育ててきた最愛の息子が暮らすと決めたのは私たち夫婦の住むあざみ野から遠く離れた街、茨城県の守谷だった。 窓際三等兵 @nekogal21 「子育ては環境が大事だから。孝之の頃と違って今はSAPIXが人気らしいから、校舎に近いマンションを買うと良いわよ」。1年前、お腹が膨らんだ嫁を連れた息子への助言は親切心からだった。たまプラでも宮前平でも用賀でも、田園都市線沿いなら母さんが手伝いに行けるから。そんなことも話した気がする。 窓際三等兵 @nekogal21 母親の愛情、それは子供が何歳になっても変わらない。嫁の美幸さんは地方出身だし、共働きを続けるならいくらでも頼って欲しかった。しか