〈本の舞台裏〉ワニブックスが新書[掲載]2009年10月25日 ワニブックス(東京都渋谷区)が8日、「ワニブックスプラス新書」を創刊した。第1弾のラインアップは、川端康成やレイモンド・チャンドラーほか、日本と世界の作家24人の意外な素顔に文芸評論家の福田和也氏が焦点を当てた『大作家“ろくでなし”列伝』や、日本将棋連盟会長の米長邦雄氏の闘病記『癌(がん)ノート』など、全8冊(798〜840円)。隔月刊行で、次回は12月初旬の刊行予定。 同社は新書創刊に向け、今年6月に関連会社「ワニ・プラス」を設立。新会社の社長には「週刊SPA!」(扶桑社)元編集長の佐藤俊彦氏を迎え、編集長には、季刊の文芸雑誌「en―taxi(エンタクシー)」(同)の発案者で、映画やテレビドラマにもなった、リリー・フランキーのベストセラー『東京タワー』の編集も雑誌連載から手がけていた壱岐真也氏を迎えた。 すでに生き残りを賭け