北朝鮮が「人工衛星」と称して発射準備を本格化させている弾道ミサイルは、軌道が日本の上空を通過するよう設定されているとみられる。 世界の主なロケットなどの発射場は万一に備え、人口が多い陸地を避けており、他国の上空に発射するケースはほとんどないのと比べると極めて異例だ。 防衛省によると、世界の主要な発射場12か所のうち、8か所ではロケットの打ち上げ方向を海上に設定している。残る4か所も、自国の領土や極端に人口が少ない地域の上空を通過するようになっている。 宇宙飛行士の若田光一さん(45)が先月、国際宇宙ステーションに向かったスペースシャトルは、ケネディ宇宙センターから大西洋に向けて発射され、今年1月23日に打ち上げに成功した日本の国産ロケットH2Aも、種子島宇宙センターから太平洋に向けて発射された。宇宙航空研究開発機構の担当者は「万一の事故に備えれば当然のこと」と語る。 地球の自転の影響を受け
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