Image credit: NASA/ Sandy Joseph/Kevin O’connell 米航空宇宙局(NASA)は12月5日、開発中の新型宇宙船オリオン(オライオン)の無人飛行試験ミッション(EFT-1)に成功した。開発が始まってから約10年を経て、ようやく打ち上げられたオリオンは、スペースシャトルが引退してから約3年半ぶりに打ち上げられた、米国の有人宇宙船ともなった。NASAは「オリオン宇宙船と、米国の宇宙探査の新たな時代にとっての夜明けだ」と声高々に宣言した。 オリオン宇宙船EFT-1は、米ユナイテッド・ローンチ・アライアンス社の大型ロケット、デルタIVヘビー・ロケットに搭載され、米東部標準時2014年12月5日7時5分(日本時間2014年12月5日21時5分)に、フロリダ州ケープ・カナヴェラル空軍ステーションのSLC-37Bから離昇した。ロケットは順調に飛行し、約17分39