前回はLAN間接続について取り上げたので、今回はリモートアクセスについて取り上げる。前回と同様にPPTPとIPsecのそれぞれについて取り上げるが、IPsecでは注意が必要だ。 というのは、Windowsが標準装備するIPsecではなく、ヤマハがリリースしているIPsec対応のVPNクライアント「YMS-VPN7」を必要とするためだ。そこから着信を受け付けるヤマハルータは、IPsecをアグレッシブモードで、レスポンダ側(固定IPアドレスを使用する側)として設定すればよい。常に、「YMS-VPN7」が動作するクライアントPCがイニシエータとなる。 PPTPの場合 NetVolanteシリーズでPPTPを用いてリモートアクセスVPNを実現する場合、「pp接続」と「anonymous接続」の2種類を選択できる。しかし、リモートアクセスではクライアント側のIPアドレスを固定できない場合が大半を占め