6年ぶりの選挙戦となった総裁選は安倍首相と石破茂元幹事長の一騎打ちの構図。首相は今回が自らにとって「最後の総裁選」と述べ、今後について「改めるべき点はしっかりと改め、謙虚に丁寧に政権運営を行いたい」と語った。石破氏は「国会を公正に運営し、政府を謙虚に機能させる」と述べた。 共同通信が7、8両日に党員・党友を対象に実施した電話調査によると、安倍首相に投票するが61%、石破氏は28.6%だった。首相は国会議員票でも405票のうち約340票を集める見通しで連続3選が濃厚と共同は報じている。 社会保障制度改革 自民党は当初、告示日の7日に候補者の演説会と共同記者会見を行う予定だったが、北海道で発生した震災対応のため、10日に延期していた。 安倍首相は西日本豪雨や北海道の地震、台風被害など災害の多発を受け、電力や空港などの交通インフラに関して全国で総点検する考えを表明。今後3年間で緊急対策を行い、