自民党の薗浦健太郎衆院議員(50)=千葉5区=は21日、細田博之衆院議長に辞職願を提出する。併せて党に、離党も届け出る。複数の関係者が明らかにした。薗浦氏は、関連する政治団体が複数の政治資金パーティーで得た収入を政治資金収支報告書に過少に記載した疑惑で、東京地検特捜部から任意で事情聴取を受けていた。衆院は近く薗浦氏の辞職を許可する。 薗浦氏は当選5回。読売新聞記者、麻生太郎・自民党副総裁の秘書を経て、2005年の衆院選で初当選した。安倍晋三内閣で副外相や首相補佐官を歴任し、現在は衆院法務委員会の筆頭理事を務める。薗浦氏の辞職が決定すれば、衆院千葉5区の補欠選挙が、衆院和歌山1区、山口4区両補選と同じ23年4月23日に行われる見通しだ。