Adobe RGBでもsRGBでも、白色点の色温度は6500Kです。でも、印刷では5000Kが基準ですね。インクジェットプリンタなどのプリントを観察する場合も一緒です。では、フォトグラファーの場合はどちらを基準とすべきなのでしょう。 その答えは5000Kです。これは印刷学会の推奨観察環境が5000Kだから、という理由だけではありません。撮影機材や光源のことを考えると、5000Kのほうが合理的だからです。実のところ、デジタルカメラのRGBそれぞれのチャンネルの入出力値は、5000Kから5200Kくらいの白色点で適正化されていますし、なにより撮影光源として5000Kを大きく超える有効な撮影光源がありません。太陽光は順光で青空を加味しなければ4500Kから5000K前後、ストロボ等人工の撮影光源もほとんどのものが5000Kを中心とした色温度です。 ですから、デジタルカメラのホワイトバランス設定を