当ブログではこれまでに何度か、現代ほどコンテンツの劣化が遅い時代はかつてなかった、ということを主張してきました。 関連記事:tukinohaの絶対ブログ領域−「新しさ」の思想 ただ、それと同時に問題となるのは、コンテンツを消費する側の態度です。劣化しないコンテンツと変化し続ける身体性との間に生まれるギャップ、あるいは偏見についても考察する必要がある、と僕は考えています。 しかし、今回特に問題としたいのは、より即物的な側面、たとえば古いアニメを見るときの「DVDでまとめて見る」という消費のされ方と、新しいアニメを見るときの「毎週1話ずつ見る」という消費のされ方との間に生じる、アニメの受け取られ方の違いについてです。 「え、何か違いがあるの?」と思われた方のために、例として、ジョン・フィスクの『テレビジョンカルチャー』を引用してみましょう。 「(テレビドラマの視聴者が「この先の展開はこうするべ