体の動きなら10mでも計測 センサーを身に付けずに、心拍数を遠隔から測れる小型のマイクロ波センサーモジュールをシャープが開発した。 同センサーモジュールは、24.125GHzのマイクロ波を使い、心肺の動きで体の表面が微細に振動する様子を検知。独自アルゴリズムを用いて、体表面の振動の様子から心拍数を割り出すもの。体表面の振動は、ドップラー効果を用いて検出する。 検知できる距離は、5cm~3m。約3m、離れた場所からでも心拍数の検知誤差は±10%程度としている。心拍の他にも、呼吸数や数cm単位の体の動きなども検知できる。体の動きについては最大10mの距離でも計測可能だ。 見守りセンサーとして展開へ シャープでは、開発したセンサーモジュールを介護用などのベットや、ベット上の天井などに取り付けるなどした見守りセンサー用途での応用を見込む。