文化調査船「ガラクタ号」　プログ版

遂に首都圏で公式に新型インフルエンザ患者が認定されたようですが、多分認定されていない患者は相当数に昇ると推定して良いのではないでしょうか。
東京で初の新型インフル感染確認、八王子の女子高校生(読売新聞) - goo ニュース

反省すべき点として、
１．発生地域からの”直接”帰国者全員の検疫が出来ていなかった。
　これは検疫担当職員の不足と機器手配が遅れたこと。アンケートの受け取り漏れがあったりして、全員の追跡記録ができなかったこと。

２．発生地域からの”経由”帰国者の検疫が出来ていなかった。
　発生地以外の国、韓国などを経由して帰国した方の検疫はほぼ行われていなかったらしい。

３．隔離に至るまでの接触人数が多い。
　発熱が出てから２４時間以内で簡易検査を行った場合陰性に出ることが多い。しかしタミフルの投与は発熱後２４時間での効果が高いので、検査を急ぐと見過ごされる可能性がある。また簡易検査で陽性であっても、季節性インフルエンザか新型インフルエンザかまでを遺伝子検査で調べることが出来るのは国内でも最初数カ所しかなかった。時間も数時間かかるらしい。検査キットも十分な数を用意できていなかった。

４．いつまで”発熱センター”で対応するのか、いつから一般医療機関での診療を始めるのかがハッキリしていない。
５．発熱センターや医療機関へ、電話連絡なしでの直接来院やマスク無しでの来院がある。

４．５．は広報が不十分と言うこともあるが、一般患者の意識の低さの現れではないかと思う。

６．休校・閉鎖措置の意義が十分理解されていなかった。
　外国のメディアでも報道されましたが、休校措置を受けた高校の生徒が自宅待機をせず街中に出歩いていたようです。
休校生徒の立ち入りを制限、カラオケ店や図書館…新型インフル[YOMIURI ONLINE | 読売新聞]

７．「季節性インフルエンザ」でも若年齢・高年齢の死亡例が多い十分注意されるべき疾患なのに国民の意識が低い。まだその性質が解明されていない「新型インフルエンザ」の危険性が国民に伝わっていない。
今回の新型インフルエンザが高校性を中心に広がっている為か、この記事を書いている時点で日本では死亡例はない。それがこの新型の性質なのかも知れないが、「ワクチンがない」ということを甘く見ている気がする。

８．相変わらず”買い占め”が横行する。
ドラッグストアからマスクがすぐ無くなるのは何とかすべきでは？タミフルがネット・オークションで１０倍で売られているのは笑うしかないですね。

９．"マスク文化"に対する啓蒙
旧聞ではありますが、日本以外の国でマスク着用がこんなに否定されるものであったかという驚きがありました。メキシコからの報道ではやっと"青マスク"姿を見ることがありますが、他の国では"マスク姿＝不審者" という文化が強いようです。
韓国の報道：新型インフル：なぜ日本人はマスクをする人が多い？：Chosun Online：朝鮮日報2009/05/16 11:38:21

１０．政府の過信？
同じ朝鮮日報の記事から、
日本政府が新型インフルエンザを空港や港湾で遮断する対策を過信し、自ら災いを招いたとの指摘も相次いでいる。最初の感染者のケースを見ると、11日の時点ですでに症状を訴えていたが、保健当局は「新型インフルエンザは国内に入ってきていない」という前提を過信し、17日まで感染が疑われる患者による外部での活動や他人との接触を放置してきた。
新型インフル：日本で相次ぐ2次感染（下）：Chosun Online：朝鮮日報2009/05/19 08:03:04

これが本来想定していた致死率の高い強毒性の鳥インフルエンザ変種であったら、我々はもっと危険な状態に陥っていたはずです。今回の弱毒性の新型インフルエンザの対応を十分反省して、政府関係省庁だけでなく地方自治体や会社・学校は危機マニュアルを準備して欲しいです。そして、国民ももっと関心を持って”次”に備えるべきでしょう。

次の総選挙で民主党が第１党になったら、ほぼ確実に党首が首相に指名されるはずです。

鳩山氏と岡田氏が立候補を表明し、本日（５月１６日）午後には党首が決まるようです。

全然盛り上がっていません

アメリカの大統領選挙と比べるのが間違いかも知れませんが、政治家と国民の間の距離感がありすぎです。選んでいる実感も我々国民の代表者であり代理人であるという実感も感じられません。もちろん現在の首相である自民党の麻生氏についてもほぼ同じことが言えますが、それ以上に距離を感じます。

民主党の地方議員や一般党員やサポーターなどの任期満了時の党首選挙に投票権を持つ人ですら意見を表明する場が公式にはありません。一部の国会議員は出身県連などの意見を参考にするようですが。

先日名古屋市長に転身した河村氏のような、何か新しい切り口で政治を見直そうという期待感を抱かせる人物が民主党内にまだいると思うのですが、結局いつもの面子が従来通りの主張を掲げて立候補しただけでした。

マスコミ報道では今のところ鳩山氏優位という状況のようですが、麻生氏以上の恵まれた環境を持つエリート政治家に、現在の不況を乗り越えるだけの政策を打ち出せるのか、自民党以上に保守的であり改革を拒む官僚機構を使いこなしていけるのか、非常に危惧しています。

来るべき総選挙までは、各政党がどういうマニフェストを用意しアピールしてくるか、見守るしかないのでしょうか。

次のリーダーを選ぶ実感が欲しいです。

随分と久し振りにドライブに行ってきました。
２４時間耐久レースもしたかったのですが、ここはおとなしく８時間で収めました。

例の１０００円効果で高速道路の渋滞を考えて、午前０時スタート午前８時ゴールを目指しました。８時くらいなら渋滞もそんなに酷くなかろうという目論見です。で、ここに行ってきました。近場で２４時間入浴できて無料の露天風呂というのはここしかないでしょう。

片道４時間半くらいで奥飛騨温泉郷の一つ新穂高の湯という案もありましたし、片道６時間で高山市にある塩沢温泉湯元山荘というのも有りだったのですが、天候も怪しくなりそうだったので今回は日本三大温泉の一つ下呂温泉に行くことにしました。

昨年中古車に乗り換えたきに装備した新型ナビの動作テストも兼ねて様々な機能チェックをしてみましたが、地図に載っていない道路はやはりありました。美濃加茂市の４１号線バイパスです。東海環状から降りてすぐに乗れ、郊外まで一気に抜けることが出来ました。これが無料というのも素晴らしい。地元の皆さんと道路行政に感謝します。

闇の中をひたすら走り、念のため多めにトイレ休憩しながら、遂に３時半頃に下呂温泉噴泉池に到着しました。

しかし流石に名所だけあって、３時半でも入浴客多数。関西からのツーリングのグループなど数人の方がお楽しみ中。４時も過ぎると地元の人が散歩がてらの入浴に現れていました。女性の方もいましたが、きちんと水着を準備してました。色々お話ししながら１時間ほど半身浴を楽しんで帰ることにしました。

前回来泉時、湯船から上がったときに、濡れた石の上で足を滑らせて転んでしまい足の爪をはがしてしまったので、今回もドキドキしながら「今回は転ばないぞ」と注意して足を石の上に乗せました。でもやはり滑ってしまいます。腰を落とし重心を低くしゆっくり歩いて何とか着替えの置いてある場所まで戻りましたが、下呂温泉の泉質がツルツルしてすばらしいという証拠なので仕方ないでしょうね。

空が白み始めた５時前に出発して帰り始めました。帰りは周りの景色がかなり見えるようになっていたので、風景を楽しむドライブになりました。４１号バイパスも無事通過し、東海環状に乗ったところからは私の苦手な高速巡航になりました。時速７０キロまでの所で７０キロしか出さない（出せない）のは、後ろのドライバーからは迷惑だったでしょうが、追い越しが出来るところでは必ず左に寄っているから勘弁して欲しいです。片側１車線なのに真後ろでピタッと付かれてると怖くて怖くて仕方がありません。片側２車線になる多治見あたりまでは、緊張しっぱなしでした。こんなドライバーもいるので早く全線２車線化して下さい（高速道路は無駄だと思ってませんよ）。

豊田ジャンクションから数キロは渋滞でしたが、２０分もかからず抜けたので予定通り８時過ぎには帰宅できました。

往復４５００円が２０００円で済んだのは微妙なところですが、私のG.W.らしい行事はこれだけでしたのでまあ満足です。

「改革にはスピードが大切。４年とか８年とかでは話にならん。商売だったら半年がせいぜい。休んどる暇はない」だそうです。

「そのたび右往左往」の１週間…河村流に名古屋市幹部グチ(読売新聞) - goo ニュース
役人も議会も「方針転換」「改革」という言葉の本当の意味を知ることになった１週間のようです。過去改革派の知事が生まれた長野県や宮崎県や大阪府は、首長と議会・役人との軋轢をどうやって調整するのかが話題になりました。うまくいった県もあれば、失敗した県もありましたが。改革派と言っても政党が右か左かだけではないです。現状を大きく変えたいと訴えた千葉の森田健作知事もある意味改革派でしょう。

名古屋の河村市長は「庶民派」だと宣言していますが、衆議院議員を何回も経験しただけあって根回しも出来ますし、フォローすることも心得ているようです。議員さん達の賛意も上手く得て改革を進めることが出来るかも知れません。名古屋に対する”郷土愛”を前面に出して高い支持率を維持できれば、現在は反対派にいる人も味方に出来るような気がします。

冒頭の河村市長の発言は、経営の規模は全然違いますが、麻生総理の経営者経験と河村市長の経験の比較が出来るかも知れない一言だと思いました。

２回目の闘病をされていましたが、残念ながらファンの前に還って来れなくなりました。

忌野　清志郎氏（いまわの・きよしろう＝ロック歌手、本名栗原清志＝くりはら・きよし）２日午前０時５１分、がん性リンパ管症のため東京都内の病院で死去、５８歳。東京都出身。葬儀は近親者のみで行う。一般の弔問を受け付ける告別式は９日午後１時から東京都港区南青山２の３３の２０、青山葬儀所で。

NHKで放映された復帰ライブはファンの声に答える名演でした。

また野球シーズン後半になると、好きな中日ドラゴンズのユニフォームを着て、なぜかほら貝を持って応援していました。

彼を見ていると、人生は楽しまなければもったいないと感じたものです。

さようなら　Good bye!