文化調査船「ガラクタ号」 プログ版

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「遺書」で弁明したかったと思いますが・・・

2007年05月29日 16時46分45秒 | 個人的な感想とか意見
首相『閣僚結束を』 松岡氏の遺書公表せず(東京新聞) - TOKYO Web
>>首相や国民にあてた松岡氏の遺書が見つかったことについて「プライベートにかかわることは、政府は触れない」と述べ、政府として公表しない考えを示した。
鈴木宗男氏、松岡氏に「おわび勧めた」とHPに記す(朝日新聞) - goo ニュース
>>鈴木氏が松岡氏に「(前略)・・・ここは国民に土下座し、説明責任が果たされていませんでしたと率直に謝った方がいい」と進言したら、力なく「ありがたいお話ですが今は黙っていた方がいいと国対からの、上からの指示なのです。それに従うしかないんです」と、弱気な言いぶりだった。
周辺に辞任を相談 自民幹部「覚悟の自殺だろう」(西日本新聞) - goo ニュース
>>松岡氏が所属した自民党伊吹派の幹部は28日夜「内々に近い人に農相として辞め時を相談し、タイミングをはかっていた」と明かした。

こうやって記事を並べてみると、松岡氏は「辞めたくても辞めれない」状況で苦しんでいたように感じます。最後のお詫びとして書いた「遺言」も、政府に都合が悪ければ公表されないのでしょうね。せめて国民宛のものは報道機関に送り真相を説明してと思いましたが、それが出来るくらいの覚悟があれば自殺を選ばないでしょう。

やはり政策担当者として優れていたと思いますが、政治家としては向いていなかったのでしょうね。ご冥福を祈ります。

遺言に問題有り

2007年05月29日 10時30分40秒 | 個人的な感想とか意見
首相らに封書6通と便箋2枚の遺書 松岡農水相自殺(朝日新聞) - goo ニュース
お悔やみを申し上げます。しかしこの一文は無視できません。
>もう1枚の便箋には「内情は家内が知っています。あとどこに何があるかは
>探さないでください。そっとしておいてください」との内容が書かれていたという。
農政の実務についてはとても評判の良い方だったらしいのですが、残念ながら「政治家」として国民の前に立つ資質ではなかったですね。

真相解明がされず幕引きになる可能性が高くなり残念ですが、このような事件を再び起こさずに済むように政治資金改革をしていただきたいものです。

無題

2007年05月28日 23時00分27秒 | 個人的な感想とか意見
こんな話を聞きました。

「スローガン」を掲げるのは、現実がひどいから
「キャンペーン」をするのは、これ以上見過ごせないから
哲学や社会思想が発達したのは、圧政や弾圧がひどかったから

中国で諸子百家が活躍したのは「戦国時代」だし、江戸時代に朱子学を正学としたのは権力構造や身分制度を固定化するため。

現実社会でうまくいかないことで、それを解決するためにいろいろ考えて、なお突き詰めていき、後世に残る哲学や社会思想になったんでしょう。

逆説的ですが、現実生活が充実していて不満があまりない、争いごとや災害も少ない国や地域には、この類の思索が起こらないのでしょう。

お隣の「4000年の歴史を持つ文明国」に於いては、有毒食品や殺人医薬品、人々の規範意識のなさ、都市と農村部の地域格差、少数民族への暴政など、あまたのニュースを見聞きします。13億もの人がいるのだから、数億人ぐらい減らしたいのでしょうか?

また仲良しの「世界で唯一の超大国」では、一人二人殺した程度の事件は日本に伝わるほどの大きなニュースになりません。なにせ銃による年間死亡者数が1万人以上、交通事故に至っては年間死亡者数は40万人以上。我が国に比べて「桁違い」と言えます。なにせ「自由」を制限することが一番の犯罪だとされ、世界で一番弁護士が活躍している裁判好きの国です。たとえ自分に非があっても「非を認めたり、謝ってはいけない」と弁護士に言われます。

これからも日本から大哲学者や大社会思想家が出現しないで欲しいものです。

続 何のために検察はあるのか?

2007年05月28日 15時51分32秒 | 個人的な感想とか意見
「取調官恨まぬ」と調書 富山地検、冤罪男性に(朝日新聞) - goo ニュース
「取調官恨んでいない」 地検が冤罪男性から調書(共同通信) - goo ニュース
>男性によると、「そりゃあ、恨んでいる」と思いながらも、2対1での聴取に
>威圧感を感じたためという。
検察が追求すべきなのは「社会正義の実現」なのに、検察の保身のために調書をわざわざ取っていたというのは本当に呆れてしまいます。これでは「ヤクザの脅し」と変わらないですね。

普通の人でも「間違ったことを認める」のは非常に勇気のいることであるのはあるでしょうが、検察官個人的のメンツのために行ったとは思えません。組織的な圧力があったのではないかと感じます。

もちろん人の人生を決めかねない権力のある検察や裁判所には、間違いや誤りなどが無いようにしていただかなくてはなりませんが、万が一「誤った」という認識がされたなら、直ちにそれを認め謝罪すべきです。メンツにこだわることで罪のない人が不幸な目に遭うのは存在意義そのものを問われることになるでしょう。

誰のための議会?

2007年05月24日 23時38分24秒 | 個人的な感想とか意見
京都名物? 「1分」府議会 出席議員には「費用弁償」(朝日新聞) - goo ニュース
京都府民は、「政治は何百年も前からこのスタイルが当たり前」と疑問に思わないのでしょうか?

>市民団体「京都・市民・オンブズパースン委員会」共同代表の折田泰宏弁護士は
>「費用弁償を稼ぐために本会議を開いていると思われても仕方がない。議長など
>を水面下で決めているのなら、決まってから開けばいいのではないか」と、疑問
>を投げかけている。
これが「現代人」の反応だと思うのですが。

さすがに国会でこれをやったら税金払いませんよ。

少子高齢化社会に必要なのは「人口集中」

2007年05月22日 21時25分16秒 | 個人的な感想とか意見
公立小中学校の統合、経費削減効果を強調へ 財政審(朝日新聞) - goo ニュース
ここ数年、市町村合併で役所の統廃合が進みました。今まで近くの役所で済ませられたことが遠くまで行かなくてはならないと不満も多くあります。小中学校も児童生徒数がピーク時の半数近くまで減り、経費削減のために統廃合を進めたいようですが、やはり遠距離になること不満が多そうです。

一方で生活環境や、医療技術・医療制度の恩恵を受け高齢化は益々進んでいます。それに伴い医療費・年金の伸びも止まるところを知らず、財政に大きな割合を占めています。その上夫婦2人だけや独居の割合も増え、行政がしなければならないサービスは増加する一方です。

これらの問題の原因は、人口増加時に広がった生活圏が人口減少時にそのまま維持されていることにあります。

人口が増加しつつある地方都市における「ドーナツ化現象」では、中心地域の人口減少と商業の衰退の悪循環をもたらしました。全年齢層がバランス良く住んでいた状況が、高年齢層は中心部に若年齢層は周縁部にと分離しました。その上少子化が加わり順に繰り返されて広がれば、人口密度の低下すなわち商業・行政サービスの効率の低下が進行することになります。これはシャッターが閉まった商店街で象徴される風景です。

最悪なのは、「ドーナツそのもの」がなくなってしまう場合です。周縁部にではなく、大都市へと労働年齢層の住民が移動していったのです。数多くの地方の自治体がこの影響を受けています。箱物・観光・開発行政で活性化を目指したものの目論み通りにならなかった場合も多く、大きな負債を抱えている自治体は数えきれません。

ドーナツ化がある程度進んでいた巨大都市東京や名古屋は、中心部の再開発に成功しました。商住がバランス良く復活したのです。地方でも再開発により復活できる可能性はないでしょうか?あるとすれば周辺にまで広がり希薄化した生活圏を再集中化することだと思います。

巨大都市の場合、企業が再開発をリードしていますが、地方の場合はやはり行政が主導するしかないでしょう。工業団地用の土地を整備して企業を誘致したり、施設を作り観光客を呼ぶという従来の発想では「地域住民」が主体ではありませんでした。むしろ「地域住民」がどれだけ満足できる地域になり、住民の増加が見込めるようになるかが重要です。

まず住環境の整備です。中心部に集合住宅や団地を造り、希薄化した生活圏を効率が良くなるように結集させます。全ての住民に対し行政サービスを公平に行うことは素晴らしい理念ですが、「居住の自由にはそれなりのコストがかかる」ことを住民には理解していただかなければなりません。憲法にも「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。」とあります。広くて安価交通の便がよい住宅環境がまず必要です。ここまで用意して初めて若い世代の移住を促進することが出来るようになります。また希薄化したことで採算が取れなくなった公共交通機関の復活や、商業の活性化も視野に入ってきます。

若い世代がまとまって住むことが出来る環境があれば、企業誘致もぐっと現実的になります。人手不足の企業は幾らでもあります。私の住んでいる愛知県の西三河地域では業績好調な企業が多く、慢性的な人手不足らしいです。地域外からの若者向け・外国人労働者向けに、企業が社宅代わりにするアパートが次々に立っています。マンション建設も盛んです。こういった状況を自分たちの地域にもと考えるならば、企業誘致のために必要なものは従業員向けの「住宅環境」なのだという理解が欲しいですね。

このように行政が積極的に住宅環境を調整し続けて人口集中を維持し、労働年齢層の流失を防ぎ、世代交代が域内で安定して行われるように変えなければ、その自治体は消えていくことになるでしょう。

続「赤ちゃんポスト」

2007年05月22日 16時56分48秒 | 個人的な感想とか意見
ゴミ集積場に乳児 保護責任者遺棄で捜査 警視庁(朝日新聞) - goo ニュース
ごみ捨て場に女の乳児 東京・豊島区、命に別条なし(共同通信) - goo ニュース
女の赤ちゃん、ゴミ置き場に放置される…東京・豊島区(読売新聞) - goo ニュース
東京には「赤ちゃんポスト」はありませんが、あったとしても利用したでしょうか?
先日の3歳児の「預け入れ」にマスコミが騒いだ様子を見ていると、「親」にはとても危険に感じるのではないでしょうか。今回はまだ生きている内に発見されたのが幸いでしたが、「遺棄」をしたということは死んでしまうことも頭にあったはずです。

「生命」に対する尊敬の念が無い人々に、幾ら真摯に呼びかけても届かないのでしょう。遺棄行為を「犯罪であるからやめなさい」ではなく、もっと根本からの「生命と性の教育」を通して抑止するしかないと思います。

もっと「予防」という視点が必要に思います。

「編集された映像」だったら証拠になるのか?

2007年05月15日 21時04分15秒 | 個人的な感想とか意見
東京地検、取り調べのDVD映像を証拠申請(朝日新聞) - goo ニュース
>>このDVDを見た吉井被告の弁護人は「検察側に都合がいい部分だけの可能性がある」と話している。

先日のブログで、鈴木宗男議員、法務委で検察批判 取り調べの録画要求(朝日新聞) - goo ニュースを取り上げましたが、「編集」について注意をしていませんでしたので補足します。

ある意図を持って編集すれば、元の素材が同じでも全く正反対の印象を与えることができきます。映画やテレビでよく使われる技法です。報道番組でこれをやると裁判沙汰になったりします。今回のDVDも20~30分程度で取り調べ全部を録画したものではないようです。検察によって意図的に「編集された」という可能性があるものを証拠として申請するわけですので、裁判所がこれをどう認定し信用性を判定するのか、しっかりと見守っていきたいと思います。

やはり「悪貨は良貨を駆逐する」のか

2007年05月15日 20時13分09秒 | 個人的な感想とか意見
赤ちゃんポストに男児 3歳前後、運用当日 熊本(朝日新聞) - goo ニュース
慈恵病院赤ちゃんポストに男児 初日、父親に連れられ(産経新聞) - goo ニュース
病院関係者は「性善説」で、「事情がありどうしても養育できない」場合に新生児を受け入れるつもりであったでしょう。しかし閣僚を始め政治家や専門家の皆さんは「性悪説」で、「安易な育児放棄、子捨てを助長する」と厳しいコメントをしていました。残念ながら現実をよくわかっているのは後者でした。

「育児に困り、母子無理心中」という様な事件を起こすほど生真面目な人は、限界まで自分の責任を全うしようとするので「赤ちゃんポスト」を利用しないのではないか。逆に「パチンコに夢中で幼児が車中で死亡」という様な事件を起こすほど自己中の人は、簡単に育児放棄ができると勘違いを起こしそうです。

今回の3歳の幼児がどういった理由で預けられたかがわからないのですが、これが安易に扱われると「前例」となり、この赤ちゃんポストだけでなく様々な施設で「子捨て」が流行する危惧があります。

病院側が提案している「親にどんな理由があっても、失われなくても良い命を救いたい」という動機にはとても共感できますが、自己中の悪意という虚しくそして悲しい現実に打ちのめされると思います。

「万人の善意による努力により守られていても、一人の悪意による行為に簡単に失う」のが現実の世界なのです。「悪貨は良貨を駆逐する」のを変えて行くには政治努力と道徳教育しかないのですが、今の日本では実現は難しいと思います。

*ちなみに「悪貨は良貨を駆逐する」のはグレシャムの法則といいます。「20世紀型の社会主義」の失敗したのを説明するのに使われることがあります。

研究資金の集め方

2007年05月15日 17時46分39秒 | 個人的な感想とか意見
「脳トレ」で研究棟建設…川島教授、監修料から3億円(読売新聞) - goo ニュース
自分の研究を応用してゲームの監修をする→監修料で研究棟を建設→更に研究が進む→研究を応用して監修をする→・・・

元々ゲームのために研究してきた訳ではないのでしょうが、うまくいってますね。

テレビの出演料や講演などで得た利益でエジプトでの発掘を続けてきた吉村作治サイバー大学長(早稲田大客員教授)のように、自分のやりたい研究のために必要な資金を集めるというのも研究者の重要な仕事になりつつあります。

研究がこのような形で自らを助けるとは川島がうらやましいですね。



「世界に誇る精神文化」と「従軍慰安婦問題」

2007年05月13日 02時26分25秒 | 個人的な感想とか意見
米議会で初のお茶会 裏千家(産経新聞) - goo ニュース
先日茶道の話題の中で椅子とテーブルで行う「立礼式」にも触れましたが、ちょうど今回その風景も写真で披露されました。千氏は世界中を行脚し献茶式や茶会を海外で約200回開催しているそうです。茶の緑は地球からの恩恵であると、平和をお手前で感じてもらおうとしているようです。正に「世界に誇る精神文化」を広める大使でありますね。

ちょうど委員会では「従軍慰安婦問題」が取り上げられているわけですが、残念ながら日本政府の公式見解よりも慰安婦の方々が当時置かれた状況は悪かったようですね。史料として当時の文書が各国で見つかっているようです。民間業者が慰安婦を「人身売買」的に集めたというものもあるし、自ら応募してきたというものもあるし、「憲兵」が強制連行したというのもあります。

歴史上今の我々の価値観では否定されるべき野蛮な行為は、どの国もどの民族もどの宗教も行ってきました。それを直視しないのはいけません。野蛮な行為を反省したからこそ、今の我々があるわけです。もちろん未だ解決されたわけではないのですが。

「自分たちを正当化したい」「いつまでも過去の過ちに引きずられたくない」と思う人の気持もわかります。しかし日本が世界に誇る精神文化は、そんなレベルの低い欲望を超えたものであるからこそ、世界の人々から賞賛されるのです。

現実のドロドロした欲望が渦巻く世の中で、利害調整という難問に取り組む政治家に高い精神性を求めるのは難しいかもしれません。それでも精神文化を語れる政治家が現れて欲しいと思います。

何のために検察はあるのか?

2007年05月12日 01時12分56秒 | 個人的な感想とか意見
鈴木宗男議員、法務委で検察批判 取り調べの録画要求(朝日新聞) - goo ニュース
自らも刑事裁判の被告人である鈴木氏だからこその生々しい発言ではないでしょうか。

真実を探り、法による秩序の維持を受け持つ裁判所では、やり取りは基本的に公開されています。重大な事件の場合、裁判経過はマスコミにより報道され、結果については分析されています。

しかし「社会正義の実現のために告発する」検察の取り調べは、記者会見等で一方的な情報しか報道されないようです。取り調べを受けている時に「自白の強要」があったとしても、それが公になるのは裁判が始まってからなので、事件時の報道しか知らない一般の人は「色眼鏡」で被告人を見ることが多いですね。

選挙違反、痴漢などの事件でも誤認逮捕の可能性があるのに、マスコミが一方的に糾弾する風潮があるのも問題です。「冤罪」についてもっと社会が関心を持っていかないと、被害者救済もうまくいかないでしょう。

私は鈴木氏の提案の「取り調べの録画」を導入することで「自白強要」による冤罪被害者が減ると思うので、採用して欲しいと考えます。

最後にもう一度。検察は「社会正義の実現」のために働いて欲しい。権力者の思惑や、誰かの利益、ましてや検挙率アップのためではなく。

「金儲け」のためには「安全」は軽視?

2007年05月09日 23時55分21秒 | 個人的な感想とか意見
中国製医薬品とペットフードから毒性物質 365人死亡(朝日新聞) - goo ニュース
中国発の薬物事件がまた起きましたね。以前より違反農薬を使った野菜やウナギの生産など食の安全を揺るがす事件が度々報道されています。また、バイアグラの成分などを添加した違反薬物も多く摘発されています。今回は薬の材料に使用してはならない有毒物を使ったようです。

日本でもこのような類の事件はあります。薬物混入食品による事件や重篤な副作用をもつ医薬品の事件です。しかしうまく表現できないのですが、日本での事件と比べ「何かの違い」を感じるのです。「価値観の違い」いう一言では表せない「何か」があると感じるのです。

急激な「改革開放路線」で日本以上に貧富の差が広がってきた中で、「チャンスさえあれば一夜にして大金持ちになれると」いう空気があるからなのかもしれません。

金儲けのために「安全」をないがしろにしたジェットコースター死亡事故のすぐ後の報道だけに虚しさを感じます。

「正座」ができない人が多くなった?

2007年05月08日 22時37分23秒 | 個人的な感想とか意見
あぐらでも結構なお点前 裏千家が「座礼棚」発表(共同通信) - goo ニュース
千宗室家元があぐらでの点前考案、座礼用の茶道具を発表(読売新聞) - goo ニュース
私は正座が出来ません。正確に表現すると正座をすると短く太い足が邪魔をして、前のめりになります。安定しません。法事など正座をすべき状況でもあぐら座りするしかないのです。また外国人の知り合いの人も、膝をここまで曲げることになれていないので、長時間の正座はきついようです。

で今回の「座礼棚」ですが、あぐらでは正座ほど前のめりで安定できないので、茶道具を置く場の高さを上げることで対応するみたいですね。和室の中でという制限がある中では一つの改善でしょう。

ただ女性や高齢者には別の方向へ考えなければならないと思います。具体的には椅子とテーブルの使用です。外国人向けに明治時代に発案された立礼(りゅうれい)式というのがあるそうです。

「文化」としての茶道を考えると、その舞台空間としての茶室はかなり重要な要素ですが、一番重要な「もてなしの心」は場所や形を超えられると思うので、洋間を含めたいろいろな場所で楽しめるように広がって欲しいですね。

この文章を読まれた方、「正座」できます?