安積班
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「ハンチョウ〜神南署安積班〜」の記事における「安積班」の解説
安積剛志〈42〉 演 - 佐々木蔵之介 刑事課強行犯係長。階級は警部補。 部下がわずか5人しかいない弱小部署の責任者であるが、部下たちからは尊敬と親しみを込めて「ハンチョウ」(班長)と呼ばれている。自身も「誰かが辞めなくてはならないなら、自分が辞める」と言い切る部下思いである。飄々としていて一見頼りないが、個性派揃いの部下たちをチームとしてまとめ上げ、それぞれを自由に活動させながら、わずかな人員で捜査の実を挙げている手腕は相当なものであり、周囲からの信頼も厚い。 劇中では強盗殺人事件等の凶悪犯罪が発生しても捜査本部が設置されることは少なく、ほとんど強行犯係のみが捜査を行っている。人あたりがよく、話術も巧みで、関係者と親しくなって事件に関する突っ込んだ情報を得たりしている。事件が発生すると先頭に立って現場に急行し、意外なところから事件の真相にたどり着く。現場に急行する際に大袈裟に背広を羽織る癖がある。 妻とは離婚し、一人暮らし。看護師の娘・涼子がいるが、勤務先の神南総合病院の寮住まいであり同居していない。ただ、時々家を訪れて世話を焼いている。歯科恐怖症で大の歯医者嫌いであり、S2の第5話ラストでは、黒木と桜井に強引に歯医者に連れていかれそうになった。 村雨秋彦〈36〉 演 - 中村俊介 刑事課強行犯係。階級は巡査部長。 実質的なサブリーダーであり、他のメンバーに仕事を割り振ったり、集まった情報を整理したりしている。生真面目で堅苦しい印象を与えるが、非常に優秀な刑事であり係内での信頼は厚い。安積の型破りな仕事振りには全面的に同意できないものの、生まれ変わるなら安積になりたいと話すなどその実績と上司としての手腕を尊敬している(S1第6話)。3度の栄転の話があったが2度は破談になり、1度は自ら断った(S1第13話、S3第3話、S4第1話 - 第10話)。 係内唯一の妻子持ち。幼稚園に通う娘がいることもあり、判断ミスで帰宅中の女子高生を死なせた須田を強く非難していた(S1第11話)。「ちょっとしたトラウマがある」ため犬が苦手(S3第5話)。また、昔はプロの囲碁棋士になりたかったがプロ試験で挫折して諦めたとのこと。 須田三郎〈31〉 演 - 塚地武雅(ドランクドラゴン) 刑事課強行犯係。階級は巡査部長。 体型の通り、のんびりした雰囲気の風貌の男。勘が鋭く、善人と悪人を見分けたり、被害者発見の段階で事件の性質を的確に見抜いたりしているが、本人にも根拠がわからないまったくの勘であるため、他の係員からの信望はいまいちであるが、その思慮深さと洞察力には、安積も一目置いている。帰宅中の女子高生を通り魔事件で死なせたり(S1第11話)、事件に巻き込まれて容疑者になる(S1第14話)など、刑事としてのミスが少なくなくはないが、安積は暖かく見守っている。S1では、とある事件で左足を負傷し入院していたが、退屈のあまり抜け出してきてしまい、松葉杖姿で捜査に参加した。 水野真帆〈31〉 演 - 黒谷友香 刑事課強行犯係。階級は巡査部長。 本作のヒロインで須田とは同期。係内の紅一点で容姿端麗だが、男勝りの行動派で、係の刑事たちに発破をかけることもしばしば。鑑識課出身の異色の経歴を持ち、根拠・物証を重視する。そのため、須田が口にする「刑事の勘」的な発言はあくまで信用しない姿勢でいる。基本的には安積とコンビを組んで捜査にあたる。出身地は九州。 元々はドラマオリジナルキャラクターだったが、後に原作にも逆輸入される形で登場する事になり、『烈日』所収の「新顔」から安積の部下として異動。「須田の同期」「元鑑識」という設定は受け継がれているが、須田の「刑事の勘」的発言も「勘ではなくそれなりの根拠がある」と信じる姿勢を見せる。また、警察学校時代から須田にかなわないという思いを持っている。 黒木和也〈29〉 演 - 賀集利樹 刑事課強行犯係。階級は巡査長。 几帳面で礼儀正しく、先輩・上司を敬い、後輩の面倒見もよい男気のあるさわやかなスポーツマンタイプの刑事。机も綺麗に整頓している。コンビを組む須田のことは自分と正反対のタイプながらも尊敬し信頼している。高校時代の同級生である中沢歩美と交際している。 桜井太一郎〈26〉 演 - 山口翔悟 刑事課強行犯係。階級は巡査。 係内最年少であり、刑事としての経験不足を痛感している。先輩・上司を素直に尊敬しており、みんなにかわいがられている。特にコンビを組む村雨には崇拝に近い尊敬の念を抱いている。当初は安積や須田の捜査手法を批判することがあり、その度に村雨に窘められていた。人の長所を見つけるのが得意。朝は誰よりも早く出勤している。 作中では2度に渡って拉致・監禁されたり(S1第10話、S2第7話)、詐欺に遭ったりする(S3最終話)など、何かと損な役回りが多い。一方、S4ではある殺人事件の捜査を機に知り会った女性と恋の予感を感じさせる出来事が起きる(S4第9話)。
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安積班
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「ハンチョウ〜警視庁安積班〜」の記事における「安積班」の解説
安積剛志〈42〉 演 - 佐々木蔵之介 経歴:警視庁神南警察署刑事課強行犯係 係長(S1 - S4) → 警視庁捜査一課特捜一係 係長(S5) → 警視庁資料編纂室 → 警視庁押上分署刑事課捜査一係 係長(S6) 係長。階級は警部補。神南署で数々の難事件を解決した手腕は警視庁管内でも知れ渡っており、警視庁内部の組織を超え機動性を持ち捜査出来る特捜一係を設置した川口刑事部長にチームをまとめる力を買われ、神南署から警視庁に引き抜かれる。特捜一係解散後は、資料編纂室に配属されていたが、川口刑事部長の命令で新設された押上分署へ異動となった。 刑事とは犯人検挙の前に自分の命を守り、無謀な行為は避けるべきという信念をもっており、尾崎たちが無謀な行為をした際には厳しく諭し、部下が危険な行為にさらされるような任務を命じられた際には上司に対し抗議することも辞さない。 「木曜日の子供」事件では川口刑事部長が三神雅也(容疑者M)の情報を知り得た事に疑問を持ち、真山塔子捜査一課長に刑事部長の通話記録を自身の懲戒免職を覚悟した上で調査を依頼した事がある。 結城沙緒里〈25〉 演 - 比嘉愛未 経歴:警視庁阿佐ヶ谷警察署強行犯係 → 警視庁捜査一課特捜一係(S5) → 警視庁八丈島警察署大山駐在所 → 警視庁押上分署刑事課捜査一係(S6第1話 - 第3話) → 警視庁八丈島警察署 出向(S6第4話 - 第7話) → 警視庁押上分署刑事課捜査一係(S6第7話 - 最終話) 階級は巡査。鑑識課の千春は友人。小池とは警察学校の同期。阿佐ヶ谷警察署強行犯係から異動。特捜一係解散後は八丈島警察署管内の大山駐在所に勤務していたが新設された押上分署へ異動になり、安積の部下として復帰する。 捜査では安積とコンビを組むことが多い。男勝りかつ正義感が強いが短気であり、不遜な態度をとる犯人を怒鳴りつけたり、捜査が行き詰まると苛々して小池に暴力を振るうことがある。細身の体に似合わず大食漢である。 小池と同じく、三神のかつての交際相手であった樋口亜希子と知り合い(かつて亜希子が傷害事件を起こした際に現場に駆けつけた)であるため、特捜一係に配属された。 尾崎誠〈38〉 演 - 小澤征悦 経歴:警視庁捜査一課 → 所轄署 → 警視庁捜査一課特捜一係(S5) → 警視庁警備部 → 警視庁押上分署刑事課捜査一係(S6第1話 - 第3話) → 警視庁警備部 出向(S6第4話 - 第8話) → 警視庁押上分署刑事課捜査一係(S6第9話 - 最終話) 階級は警部補。優秀な警察官であり捜査一課に引き抜かれる。しかし上司の命令に従った結果、後輩の谷が殺害されたことに苦悩し、当時の上司である真山の計らいで所轄署に戻される。それからは自分が正しいと判断した場合は上司の命令に背くことを厭わず、独断で行動するようになった。特捜一係に配属後も独断で動くことが多かったが、安積を信頼するようになり、係のナンバー2として安積を補佐する。拳銃の密売ルートに詳しい。特捜一係解散後は警備部へ異動になっていたが新設された押上分署へ異動になり、安積の部下として復帰する。久米島課長狙撃事件解決後、イタリアに特別書記官として駐在することが決まる。 小池竜也〈25〉 演 - 福士誠治 経歴:第二機動捜査隊 → 警視庁捜査一課特捜一係(S5) → 警視庁錦糸町警察署 → 警視庁押上分署刑事課捜査一係(S6) 階級は巡査。結城とは警察学校の同期。第二機動捜査隊から異動。捜査では尾崎とコンビを組むことが多い。特捜一係解散後は、錦糸町警察署に配属されていたが新設された押上分署へ異動になり、安積の部下として復帰する。 気弱な性格で自分の意見はあまり主張せず、捜査でミスを犯すことも多いが、徐々に刑事として成長していく。 実は「木曜日の子供」事件の重要参考人である三神雅也と同級生であり、三神と親しかった町村良平とも友人であるため、特捜一係に配属された。 久米島保 演 - 升毅(S6) 経歴:警視庁日本橋警察署刑事課 → 警視庁等々力警察署警務課会計係 係長 → 警視庁押上分署刑事課捜査一係 課長(S6) 課長。階級は警部。等々力警察署警務課会計係係長から安積の上司として押上分署に赴任してくる。いつも定時に帰宅し家庭を大事にする愛妻家と思われていたが、実は離婚しており、5年前から一人暮らしだった。日本橋署の刑事課にかつて在籍しており、当時、日本橋署の署長をしていた川口刑事部長の部下だった。15年前に起こった押上現金輸送車強奪事件で捜査一課の応援で捜査をしていた時に誤認逮捕をしてしまう。責任を問われ、左遷された後も寺田の協力で密かに強奪事件の真相を捜査している矢先に犯人に狙撃され生死の境を彷徨う。一命を取り留めた後に安積に捜査の全容や狙撃事件の顛末を話す。
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