ダルフールで中国がやられたようなボコりを日本にもやるよ、という宣言でFA?
Japan and Africa:Catching up
(日本とアフリカ:おいつけー)
The Economist:May 29th 2008 | TOKYO
Japan and Africa:Catching up
(日本とアフリカ:おいつけー)
The Economist:May 29th 2008 | TOKYO
It's sushi for Africa's leaders
アフリカの首脳陣にはゴチソーです
THE copper is used in computers. The nickel is for batteries. Tungsten is used to fortify steel for cars. Japan buys much of its rare metal from China to feed its electronics and car industries. But as booming China has begun to close the spigot to safeguard its own supplies, Japan, the world's second biggest economy, has been forced to look elsewhere for an alternative source―in Africa.
銅はコンピューターに使われています。
ニッケルは電池に使われています。
タングステンは車用の鉄を強くするのに使われています。
日本は電子機器や車産業のための希少金属の殆どを中国から買っています。
でも、景気の良い中国が自分のところで使う分を確保するために供給を渋り始めました。
それで世界第2位の経済大国である日本は、他の所を探さなければならなくなりました。
そう、アフリカです。
On May 28th it hosted the Tokyo International Conference on African Development, a quadrennial event since 1993. About 40 African heads of state or government attended. Japan's prime minister, Yasuo Fukuda, promised to meet each one individually, as well as Bono, a pop singer, without whom no such gathering on Africa is complete.
5月28日、日本はアフリカ開発会議(TICAD)を主催しました。
1993年以来4回目です。
アフリカから約40カ国が出席しました。
日本の福田康夫総理大事は、それぞれ一人ずつ会います、と約束しました。
ポップ歌手のボノさんとも会うと薬草しました。
ボノさん抜きでは、アフリカについてのこんな会議は始まりませんから。
But whereas in previous meetings aid topped the agenda, this time it has been all about the hunt for natural resources―with Africa's best interests at heart, of course. “If we are able to utilise Africa's plentiful resources more fully by harnessing Japan's technologies,” Mr Fukuda said, “this will surely be a major trigger for growth and without a doubt benefit Africa.”
でも、これまでの会議では支援が議題の一番になっていましたが、今回は全部資源探しについてでした…勿論アフリカの利益は忘れていませんが。
「日本のテクノロジーを利用することで、私達がアフリカにたっぷりある資源をもっと使うことが出来れば、これは絶対に大事な成長の引き金となるでしょう。疑いようもなくアフリカにとっては良いことです」。
This has become a familiar refrain from the leaders of Asia's other expanding economies. Japan is following firmly in the footsteps of China and India, both of which have hosted lavish African summits in the past 18 months, both of them keen to buy Africa's oil and metals.
これはアジアの他の成長中の経済国家の首脳陣がよく言うことです。
日本は中国とインドのしっかり足跡をつけています。
この18ヶ月間に、両国とも豪華なアフリカ首脳会談を開催しました。
それに、両国ともアフリカの石油と金属を買うことにはとても熱心です。
Like the others, Japan is offering sweeteners to make itself a saucier commercial partner. This week it pledged to double aid to Africa by 2012, to $3.4 billion. It will also provide up to $4 billion in low-interest rate loans, which means easing its rules against lending to countries that have previously received debt relief.
他の国と同じように、日本も自分達の方が良い商売相手になるように、アメを出しています。
今週は、対アフリカ支援を2012年までに$34億へと倍増させます、と約束しました。
それから、$40億相当の低金利借款もするということです。
つまり、これまでに融資を免除されたことのある国への融資ルールを甘くする、ということです。
Japanese officials stress that all this comes with no strings attached (except perhaps Africa's support for a permanent Japanese seat in the UN Security Council), a not-too-subtle hint that the country hopes to compete on an equal footing with China. Its loans are never linked to improvements in governance or human rights, unlike many of those from Europe, which hosted its own Africa summit in Portugal last December, or America. This reflects the fact that Japan has come late to this second scramble for Africa―and knows it.
日本政府は、全く何の裏もありませんよ、と強調しています(多分アフリカ、日本の国連常任理事入りを支援することだけでしょう)。
中国と同じ土俵で闘おうと思っていますよ、という割とあからさまなヒントです。
中国の貸付は一度もガバナンスや人権状況の改善に結びついていません。
ヨーロッパからの貸付とは違います。
ヨーロッパは昨年12月にポルトガルで自前のアフリカ首脳会談をやりました。
アメリカの貸付とも違います。
これは日本がこの2度目のアフリカ奪取競争で遅れを取った、という事実を反映しています。
そしてそれに気付いている、ということを。
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