九州北部での豪雨災害を受けて出動した愛知県岡崎市消防本部の全地形対応車「レッドサラマンダー」は7日、甚大な被害が発生している大分県日田市で活動を開始した。 多くの住民の安否が分からなくなっているとされる 上宮 ( じょうぐう ) 、 鶴城 ( つるぎ ) 2地区へ入り、家々を訪ねて安否確認などにあたった。この日は逃げ遅れた人などは発見できなかった。 岡崎市からの派遣隊員は16人。このうち4人が、佐賀県、名古屋市の派遣隊員らとともにレッドサラマンダーに乗り、各地からの消防隊の集結基地となっている日田市総合体育館をこの日午前6時過ぎに出発。約150人と連絡が取れず、孤立している両地区を目指した。途中の道路は土砂崩れなどで寸断されていたが、無限軌道で乗り越えるなど期待された能力を発揮している。ただ、土砂の上に倒れた電柱を越えられず、引き返す場面もあったという。 レッドサラマンダーは、津波による浸