キャリアの浅い研究者は、若くて出版経験が少ないものの、学術出版界に乗り出していこうという気概に溢れています。しかし、学術出版界はもどかしいことが多く、達成感を得ることよりも落胆を感じることが多い、浮き沈みの激しい世界です。研究者が直面するこのようなストレスについては、ほとんど話題にもなりません。編集者は、論文のアクセプトや出版に漕ぎつける方法、投稿規定の遵守の仕方、正しい研究のあり方などについてコラムを書くことがよくあります。これらはとても役に立つ、情報満載のトピックです。しかし、若手研究者にとって本当に役立つテーマは、例えばリジェクトされた論文(とくにデスクリジェクトされた論文)について、「本誌読者の関心対象でない」としかコメントされていないものをどう改善したらよいかといったアドバイスです。 私自身、リジェクトに至るプロセスに存在する問題点についてもっと情報を得たいと思って探しましたが、