(英エコノミスト誌 2014年9月13日号) 中国は10年前、自国の文化を普及させるために、海外でセンターを開設し始めた。一部の人はそれに反発している。 「調和こそ何にも増して価値がある」。中国の思想家の孔子は2500年前にこう言った。だが、オレゴン大学孔子学院の初代院長のブリナ・グッドマン氏と、彼女の同僚の歴史学者であるグレン・メイ氏の間の冷ややかな関係に、調和の兆候はほとんど見られない。 2人の研究室は歩いて10秒ほどの距離しか離れていないが、両者が互いを訪問することはない。彼らが互いに抱く明白な嫌悪感は、政府出資の文化センターを海外に開設する中国の10年来の取り組みについて欧米の学者の間で高まる不協和音を反映している。 中国の「ソフトパワー」の促進を目指す文化センターは、平和を唱える賢人の名を掲げている。孔子学院は、中国語教師に対する世界的な需要の拡大をうまく利用している。だが、同時
■ディル 生徒4000人が抗議デモ■ *緊張が続く10月2日のディルの街中。 中国当局による新たな愛国愛党キャンペーンに反発し、ディル県一帯で緊張が高まっている。2013年10月3日付チベットエクスプレスを参照した。 チベット自治区ナクチュ地区ディル県では2013年9月10日から愛国愛党キャンペーンが始まった。愛国愛党と中国国旗掲揚を強要するこのキャンペーンを、地元のチベット人たちは「まるで文革が再来したかのようだ」と話す。ディル県にはチベット自治区政府やナクチュ地区政府から1万8千人の役人が集められたという。 28日には中国国旗掲揚に反発したモワ郷のチベット人たちが渡された国旗をすべて川に流し、部隊と衝突した。部隊はモワ郷とモンチェン郷を包囲し、住民を弾圧しようとした。これを知って回りのタクル郷、バロ郷、ネシュ郷、タリン郷の住民たちが彼らを弾圧しないようにと要請したが、逆に彼らの内40人
■政府高官の子弟は留学できるのになぜ私たちはダメなのか!?■ 2013年10月2日、チベット・アムド地方ゴロ州(青海省ゴロク・チベット族自治州)の「雪域草原女学校 (གངས་ལྗོངས་རྩྭ་ཐང་བུ་མོའི་སློབ་གྲྭ)」の女子生徒たちは、当局が留学を妨害しているとして抗議デモを行った。RFAチベット語版が伝えた。 今年7月8日、米ワシントン州にあるSkagit Valleyカレッジの使節団が雪域草原女学校を訪問。英語の試験に合格した42人をアメリカへ留学させることを決定した。また9日には青海民族大学外国語学科の学生13人と雪域草原女学校の生徒21人、会わせて34人が日本に留学することも決まった。 しかし現時点で出国できたのは数人だけ。ほとんどの生徒が留学できずにいる。当局がパスポートを発給しないのが原因だ。 このままでは留学できなくなると、生徒たちは10月2日、抗議デモを行
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