森喜朗元首相に2千万円を提供し土下座したとする記事について「事実無根」と否定する自民党の下村博文元文部科学相=17日午後、衆院第2議員会館(奥原慎平撮影) 自民党の下村博文元文部科学相は17日、自身が森喜朗元首相に2千万円を提供しようとして土下座したという記事を月刊文芸春秋が掲載したことについて「憤っている。まったくの事実無根だ」と述べ、事実関係を否定した。「森氏に取材しない限り、こういう話は出ない」とも述べ、森氏に不快感を示した。国会内で記者団に語った。 下村氏によれば、文芸春秋は10月10日発売の11月号で「森喜朗元首相へ献上された疑惑の紙袋」と題し、下村氏が安倍派(清和政策研究会、99人)の会長の地位を得るため、森氏に土下座をして謝罪し、2千万円提供しようとしたという記事を掲載。下村氏は16日、文芸春秋社と記事を執筆したノンフィクションライターに慰謝料など1100万円の損害賠償を求め