アフガニスタン人の若者。招集場所の施設周辺をうろつき、誰かを待っているようだった=イランの首都テヘラン近郊のベヘシュテ・ザフラで2017年7月27日 毎日新聞 首都テヘラン近郊での招集現場の撮影成功 イランが自国に居住するアフガニスタン難民を、シリア紛争の戦場に派兵するため、招集しているとみられる現場を毎日新聞が確認し撮影した。過去の派兵経験者の証言を基に、首都テヘラン近郊に集められている姿を2度取材した。欧米メディアなどが経験者の証言を報じたことはあるが、招集現場を撮影したのは極めて異例。複雑な中東情勢を背景に、イランは公式には戦闘行為に直接関与していないとの立場だが、実際にはシリアのアサド政権を支援し、過激派組織「イスラム国」(IS)と戦わせるため、組織的、継続的に派兵している現状が判明した。【テヘランで田中龍士】