出版UD研究会は25日、“特別な支援を必要とする子ども・学生の立場から合理的配慮のあり方を考える”をテーマとした「第43回出版UD研究会」を、東京・千代田区の東京しごとセンターで開催した。 東京大学先端科学技術研究センター 近藤武夫准教授がプレゼンターとなり、障害者差別解消法の施行に向けて「合理的配慮」についての考え方を解説するとともに、障がいのある子どもたちの学習や読書を支援する具体的な方法を紹介した。 2013年6月に「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が成立し、2016年4月1日からは公的機関で一定の義務が発生することを受け、会場には公立学校・大学や学校・大学・公共の図書館の教職員など高等教育機関の関係者が多数参加した。また、耳の不自由な人向けに、音声を要約筆記しプロジェクターに映し出した。 学習には、さまざまな行動の積み重ねで成立しているという側面がある。具体的には、“