都内でウォーキングエクササイズを指導するデューク更家(Duke Saraye)氏(2004年2月13日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO 【7月29日 AFP】人はなぜ歩くときに腕を振るのか。科学者らを長年悩ませてきたこの疑問を解いたとする論文が、29日発行の「英国王立協会紀要(生命科学版、Proceedings of The Royal Society B)」に発表された。 腕を振るには筋肉が必要であり、筋肉に食物エネルギーを供給する必要もある。それならばなぜ、歩くときにわざわざ腕を振るのか。「大昔に四足歩行をしていたときの名残だ」と説明する専門家もいる。 今回、米国とオランダの3人の科学者は、人体を使った厳密な実験を行って謎の解明を試みた。 チームはまず、腕振りにおける力と動きを検証するための力学モデルを構築し、10人の被験者に対して3種類の歩