「行け!稲中卓球部」の古谷実原作、「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」の園子温監督による映画「ヒミズ」が、当初の予定を繰り上げて公開することがわかった。2012年1月14日より、新宿バルト9ほか全国の映画館で緊急公開される。 「ヒミズ」は古谷がギャグ路線を完全に封印し、話題を呼んだ超問題コミックの実写映画化。先の第68回ヴェネチア国際映画祭では、主演の染谷将太、ヒロイン役の二階堂ふみが日本人初となる最優秀新人俳優賞(マルチェロ・マストロヤンニ賞)を受賞したほか、同映画祭の公式上映では多くの観客が涙し、8分間に及ぶスタンディングオベーションが巻き起こった青春感動作だ。 当初の公開時期は“2012年春”を予定していたが、染谷と二階堂の受賞をきっかけに、前倒しで公開する運びになったという。 染谷と二階堂の脇を固める俳優陣も豪華なメンバーが集結。渡辺哲、吹越満、でんでんなどの園子温作品常連に加え、窪塚