2009年のスペイン映画『アレクサンドリア』を観た。ローマ帝国の衰退期に活躍した女性天文学者ヒュパティアの物語。地動説を研究していた彼女は、最終的にキリスト教徒によって処刑されてしまう。古代ギリシャに端を発する優れた知識・哲学の数々が、キリスト教の興隆により滅茶苦茶に破壊されていく。その様子を描いた作品だ。 アレクサンドリア (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る なんていうか、キリスト教へのヘイトを煽りまくる映画でびっくりした。それこそ、現代における反キリスト教の旗手(?)リチャード・ドーキンスがカネを出して作らせたんじゃないかと思うほど。言わずもがな、スペインは古くからカトリックが強い地域だ。その国でよくぞまあこんな映画を作ったものだと驚いた。衣装や美術のデキがよくて、それだけでも観る価値があると思う。ストーリーも面白いの