大型量販店「ドン・キホーテ」の店舗に放火しようとしたとして、建造物等放火未遂容疑で逮捕された電気設備工、関根英雄容疑者(36)が、神奈川県警の調べに、「放火をしてドン・キホーテの株価を下げてもうけようとした」と供述していることが11日、分かった。 関根容疑者が株価を下げるねらいで放火し、同社株の「空売り」で利益を上げていた可能性があるとして、県警は金融商品取引法違反(相場変動目的の暴行)容疑の初適用も視野に入れて捜査している。 空売りは株を持っていないのに証券会社などから株を借りて売り、株価が下がったところで買い戻して差益を狙う方法。金融商品取引法は相場変動目的で、根拠のない情報を流す「風説の流布」や、暴力的な手段を使う「暴行」「脅迫」を禁じている。 関根容疑者は「ドン・キホーテに制裁を行う」などの脅迫文を新聞社に送ったとして、10月19日に威力業務妨害容疑で逮捕。同29日に横浜市緑区の「