ITベンダーや監査法人など16の企業・団体で構成するソフトウェア資産管理コンソーシアム(SAMCon)は27日、ソフトウェア資産を管理するための実務的な基準となる「ソフトウェア資産管理基準Ver.2.0」を公表した。2002年にVer.1.0を発表して以来、5年ぶりの改訂となる。国際標準規格であるISO/IEC 19770-1に準拠した形で、管理基準に2つの新しい枠組みを設け、内部統制のための管理・運用の指針を大幅に刷新している。 ソフトウェア資産管理コンソーシアムは、企業の持つソフトウェア資産が増大し、企業活動に欠かせないものになりつつあるにもかかわらず、どう管理したらいいのか分からないといったユーザ企業などの声を背景に、ソフトウェア資産管理のあるべき姿を示す管理基準を作成しようと2002年5月に設立。同年10月に「ソフトウェア資産管理基準Ver.1.0」を公表、英語版、中国版も作成して