Jリーグはもっともっと、広く一般に広まってほしい。一部のマニアにのみ支持される状況は避けたい。だからこそ、現状には危機感を覚える。 元J1柏の広報が「Jのさらなる飛躍のために」と題して、Jリーグの現状を分析し課題と対策を検討している。 Jリーグは「イレブンミリオンプロジェクト」を立ち上げ、年間観客動員1100万人を目指している。実際、数字の上では観客数は増加傾向にあるが、増えているのは1人あたりの観戦回数であり、新規ファンの獲得には苦戦しているのが現状だ。 新規ファン獲得のためにはメディア露出が必要で、有料放送やWEBのようなプル型(ユーザが引っ張ってこないと情報を得られない)メディアではなく、プッシュ型(興味のない人にも届けられる)メディアへの露出が足りていない。 クラブはメディア=顧客という認識を持ち、彼らの便宜を図ることが、すなわち顧客へのサービスにつながると考えるべ