仙谷由人行政刷新相は23日、「事業仕分け」で事実上の凍結とされた次世代スーパーコンピューター推進事業について、事業の復活を含めて再検討する考えを示した。島根県隠岐の島町で、記者団の質問に答えた。 仙谷氏は、研究者らから仕分け結果に批判が出ていることを挙げ、「見直しという問題提起があったわけだから、専門的に検討しなければならない。全額予算計上見送りになるかどうかは、これからの検討次第だ」と語った。 スパコンについては、菅直人副総理も22日のNHK番組で「見直すことになる。全部もう一回、政治のプロセスにかける」と述べていた。仕分けの結果は今後、主要閣僚が参加する行政刷新会議の親会議で政治判断される。 一方、菅氏が10年度中にも導入する考えを示した環境税について、仙谷氏は「なるべく早く政治的にチャレンジすべき課題だ」と、早期導入に前向きな姿勢を示した。 ただ、10年度当初に見込まれる暫定