長崎県平戸市沖で昨年4月に死者・行方不明者12人を出した巻き網漁船、第11大栄丸の沈没事故で父親を亡くした女子高校生(17)が、男性教諭の授業中の不適切な発言で体調を崩し、適応障害になったとして、県弁護士会人権擁護委員会(迫=はざま=光夫委員長)に人権救済を申し立て、受理された。家族が18日、同県佐世保市内で記者会見して明らかにした。 家族の説明によると、生徒は私立西海学園高校(佐世保市、菅沼宏比古校長)に通っている。事故からまもなく、50代男性の国語教諭が古典の授業中、古語の意味を説明する中で「親が死んだことは風流だ。人はいつ死ぬかわからんからな」と言ったという。 生徒はその後、教諭の姿を見たり声を聞いたりしただけで過呼吸の症状が現れるようになった。同年11月に適応障害と診断され、今春までほとんど通学できない状態が続いた。今月から徐々に教室で授業を受け始めている。校長と教諭は昨年9月
奈良市の奈良公園で3月、雌のシカが腹部をボーガン(洋弓)の矢で撃たれて死んだ事件で、奈良県警は近く、県外の30代の飲食店経営の男がかかわった疑いが強まったとして、文化財保護法違反の疑いで事情聴取する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。 捜査関係者によると、男が「奈良公園のシカを撃った」と知人に話していたとの情報が県警に寄せられた。また、シカが撃たれたとみられる3月12日夜、男の姿が現場付近のコンビニエンス店の防犯カメラに映っていたという。 シカは同13日朝、春日大社の表参道近くで腹部に鉄製の矢が刺さっている状態で見つかり、保護された。肺が傷ついており、15日朝に同公園内の保護施設で死んでいるのが確認された。奈良公園の鹿は天然記念物に指定されている。
バイクに車で追突、少年死亡=「蛇行」に殺意、男逮捕−福岡県警 バイクに車で追突、少年死亡=「蛇行」に殺意、男逮捕−福岡県警 前方を走るオートバイに後方から乗用車で突っ込み、少年2人を死傷させたとして、福岡県警小倉北署は21日、殺人と殺人未遂の疑いで、北九州市小倉南区下曽根の自称マッサージ師、鎌田厚志容疑者(34)を逮捕した。 同署によると、鎌田容疑者は「前方のオートバイが、蛇行運転や爆音を上げ走行していたので頭にきた。ひき殺してやろうと思った」などと話しているという。 逮捕容疑は21日午前1時ごろ、北九州市小倉北区霧ケ丘付近の路上で、福岡県築上町西八田の家事手伝い、植田涼介さん(18)らが運転するオートバイ2台に、殺意を持って後方から車で追突。いずれも転倒させ、植田さんが死亡、別の無職少年(17)にも頭を打つ軽傷を負わせた疑いが持たれている。(2010/02/21-18:01)
飲料自動販売機内には体長7ミリ以下の昆虫類が入り込むことを、大阪青山大学(大阪府箕面市)のグループが確かめた。14日に同大で開かれる日本環境動物昆虫学会で発表する。昆虫の一部からは食中毒の原因菌も検出されたという。 大阪青山大健康科学部の安部八洲男教授らは、大阪府内の屋内3台、屋外2台の計5台の自動販売機内部に、粘着式の虫トラップ(わな)各4個を5月18日から8日間設置した。また、屋内の別な自販機1台の外部底面にも4個仕掛けた。 その結果、トラップを内部に設置した5台ではコバエ類70匹や黒ゴキブリの幼虫など昆虫類計78匹が捕まった。外部に取り付けた自販機では69匹。内部にいた昆虫はいずれも体長が7ミリ以下で、最も多かったのは2ミリ以下のコバエ類だった。 これらの昆虫の一部で体表の微生物を調べたところ、黒ゴキブリの幼虫から食中毒の原因となるサルモネラ菌が検出されるなど細菌類が確認された
トップ > 社会 > 紙面から一覧 > 記事 【社会】 オタマジャクシ、全国で降りやまず 鳥、突風、いたずら説も… 2009年6月18日 夕刊 愛知県知立市を走行中、車に降ってきたオタマジャクシ=16日午後、同県刈谷市内で 「オタマジャクシが空から降ってきた」−。今月上旬に石川県の能登半島から始まった騒動が、全国各地へ広がっている。「鳥が落とした」「突風が運んできた」など、専門家の見方が分かれ、原因ははっきりしていない。騒ぎに便乗したいたずらも含まれているとの見方もある。 ■カエルや魚も■ 騒動の発端は、石川県七尾市の市民センター駐車場。今月4日夕、職員が「ポン、ポン、ポン」という音を聞いて振り返ると、小雨に交じってオタマジャクシが降ってきたという。約100匹が散乱していた。その後、愛知県知立市や、長野県須坂市など、北は東北から南は九州までの各地で、数十匹単位でオタマジャクシ
神戸市の10代後半の男子高校生が新型の豚インフルエンザに感染した疑いがある問題で、神戸市は16日、同じ高校の別の男子生徒も市環境保健研究所が実施した遺伝子検査で陽性反応を示したと明らかにした。市は国立感染症研究所に検体を送り、感染の有無の確認を急いでいる。 市保健所によると、新たに感染の疑いがわかった男子生徒はサッカー部の2年生で、15日朝に37.4度の熱があったが登校。早退して午後に受診した医院での簡易検査で、インフルエンザA型と判定された。同日夕には熱が39.7度に上がったため、16日午前1時すぎに発熱外来に入院。市環境保健研究所の遺伝子検査で陽性反応を示したという。
サバイバルゲーム場設置計画の説明会に詰めかけた地元住民ら=八王子市中山の市立中山中学校 八王子市中山地区のサバイバルゲーム場設置計画に住民らが反対している問題で、地元住民らでつくる青少年対策中山地区委員会(篠原由紀子会長)は11日、地元の市立中山中学校体育館で経営会社側を呼んで住民説明会を開いた。経営会社側から社長の男性(33)ら3人が出席。住民300人超が詰めかけた。 まず計画内容などについて同委員会が事前に出していた公開質問状への回答を紹介。その後、住民らが質問や意見を述べた。「小学生の娘が計画を知って号泣した。怖がっている」「山林の脇は園児が散歩するコース。事故があってからでは遅い」「目の前に住んでいる。恐怖感で暮らすのは嫌」などと口々に反発の声をあげた。 計画地の南約300メートルには、同中学や小学校、保育園が並ぶ。住民から文教地区の近くにゲーム場をあえて設ける理由や、細かい
定額給付金の支給のため用意された1億円。重さは50キロ前後ある=14日午前8時29分、大阪府河南町役場、白木写す武田勝玄町長(左)から定額給付金を受け取る人たち=14日午前、大阪府河南町、森井英二郎撮影 大阪府河南町は14日、府内の市町村のトップを切って定額給付金の支給を始めた。この週末に臨時の支給窓口を設ける町役場は、現金1億円を用意。支給を待ちわびた住民らが朝から列をつくった。 1億円は前日夕、職員5人が銀行から段ボール箱五つに分けて運び込み、金庫で一晩保管した。出納室の担当者は「こんな大金を役場に持ち込むのは初めて」と緊張気味だった。 午前9時半の支給開始までに60人が並び、その後も続々と町民が訪れてロビーは混雑した。先頭に並んだトラック運転手の松井正さん(53)は一家6人分の8万8千円を受け取った。「家族で外食することになるのでは。どうせならもっと大きい金額のほうがよかった」
若い層でも、政府による定額給付金が消費意欲に直結するとは言えないようだ。電通リサーチが首都圏と関西圏の中高生1千人に給付金の使い道を聞いたところ、4人に1人が「貯蓄する」と答え、「消費」は半数強にとどまった。(和気真也) 調査は2月1〜4日に携帯電話を利用して実施。制度は87.2%が知っていて、関心の高さがうかがえた。「全額貯金」と答えたのは22.1%、「一部貯金」が3.9%だった。「消費」は56.5%で、飲食・レジャー、洋服・ファッション、ゲームなどが上位を占めた。このほか、授業料(4.4%)や受験料(0.9%)に使うとの回答もあり、堅実な姿も浮かんだ。 しかし、法案では受け取るのは世帯主。ちゃんと手元に渡るのか。「家族みんなで使う」(32.4%)との回答が最も多かった一方で、「父母が預かり、配分はない」(23.5%)とあきらめモードの若者も目立った。
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