米調査会社のSynergy Research Groupは、2014年第4四半期のクラウドシェアを発表しました。 1位はAmazonクラウドで他を大きく引き離す約30%のシェア、2位はマイクロソフトで約10%、3位のIBMが約7%などとなっています。 一方、この1年の成長率で見るとマイクロソフトが96%、Googleが81%と大きく成長しており、シェアトップのAmazonクラウドを猛追しています。追われる立場のAmazonクラウドの成長率も51%と検討している中、IBMの成長率が48%と苦しいのが気になります。 またSynergy Research Groupでは2014年のクラウド市場全体の売り上げは、前年比で48%成長だったと推測しています。 ≫「クラウドのシェア」過去記事から最新記事まで
クラウドを対象にした調査会社CloudHarmonyが、過去1年のおもなクラウドの稼働状況を明らかにしています。GigaOmが記事「Amazon Web Services tops list of most reliable public clouds — Tech News and Analysis」で紹介していますが、下記のCloudHarmonyのデータは誰でも参照できます。ここでは注目ポイントをざっと見てみましょう。 CloudHarmonyの提供しているサービスの1つ「CloudSquare」では、おもなクラウド(おそらくCloudHarmonyに申し込みをしたクラウドベンダ)の稼働状況をほぼリアルタイムに表示しています。これはサーバのモニタリングサービスを提供しているPanoptaの協力によって実現しているもので、Panoptaは60秒ごとにエージェントから情報を収集していると
Amazonクラウドの売り上げ成長率が鈍化、マイクロソフトとIBMが激しく追い上げる一方、Googleも成長率を下げる。米シナジーリサーチ 2014年第2四半期 Googleがクラウド市場でAmazonクラウドへの対抗意識をあらわにした値下げを発表したのが今年の3月。Amazonクラウドも翌日には対応した値下げを発表しました。 それ以来、クラウド市場には少しずつ変化が起きています。1つ前の記事で紹介した米Rackspaceのマネージドクラウドへの転身もそうでしたが、値下げ後の第2四半期についてクラウドベンダが発表した売り上げを分析した米シナジーグループの調査レポート「Microsoft and IBM Chase Amazon while Google Falls Off the Pace」では、値下げを先導したGoogleとAmazonクラウドの売り上げ成長率に明確な変化が起きています。
Google Compute Engineについて興味深いブログがあったので、勉強を兼ねて和訳してみました。 原文はこちらです。 以下、超訳。 昨年(訳注2012年のこと)、GCEとしてGoogleがIaaSの提供を発表した時に、amazonは心配するべきかどうか聞いてみた。18ヶ月後、Google Compute Engineは一般公開され、信頼性、価格、革新性において間違いなくAWSの競合になったと見受けられる。混雑したIaaS市場には多くの新規参入があり、そのいくつかはマイクロソフト、HPとIBMのような十分に確立された企業·ベンダーである。しかし、大多数のそうしたサービス群は限定的な機能しか持たない。彼らはAWSに対抗することは諦め、Amazon EC2の2008年相当のものに見えた。しかし、GCEはそのアプローチからして異なる。Amazon EC2の類似機能に焦点を置くのではなく
IaaS/PaaS市場、AmazonクラウドはIBM、Microsoft、Googleの合計を上回る圧倒的存在。Synergy Research Group 米調査会社のSynergy Research Groupは、ワールドワイドにおけるIaaS/PaaS型クラウドサービスの市場調査結果を発表しました。 発表によると、IaaS/PaaS市場シェアにおいてAmazonが圧倒的なリーダーであり、その大きさはIBM、Microsoft、Googleの3社の合計よりも大きく、さらにそこへSalesforce.comのForce.comを加えてもさらに上回るほどの規模のようです。 許可を得て「IBM, Microsoft and Google Still Playing Catch-Up with Amazon in IaaS/PaaS Market」を抄訳で紹介します。 Amazonに続く2番手
チップスケール原子時計やSoCがこれからクラウドを変えていく~クラウドコンピューティングの雲の中(その3)。NII Open House 2013 クラウドはどのような仕組みで構成されていて、この先どう進化していくのでしょうか。6月14日に開催された国立情報学研究所主催のオープンハウス「NII Open House 2013」が開催され、国立情報学研究所 佐藤一郎教授が「クラウドコンピューティングの雲の中」と題した講座を行いました。 (本記事は「分散ストレージの整合性をいかに解決するか。プライマリ-バックアップ方式と分散コミット~クラウドコンピューティングの雲の中(その2)。NII Open House 2013」の続きです) チップスケール原子時計がすべてのサーバに入る ここから少し、最近のトレンドの話をします。 いま原子時計が小さくなっています。これから何が起きるかというと、おそらくす
基幹システムをクラウドへあげるのは簡単ではなかった。ノーチラス・テクノロジーズがクラウドの現実を語る(後編) 基幹システムをクラウドで実現する。その過程でどのような技術を用い、どのような苦労があったのか。小売り流通業である西鉄ストアの基幹システムをAmazonクラウド(以下、AWS:Amazon Web Services)の上で実現したノーチラス・テクノロジーズが、その詳細について紹介したセミナーを5月15日、アマゾンジャパン本社のセミナールームで開催しました。 (本記事は「基幹システムをクラウドへあげるのは簡単ではなかった。ノーチラス・テクノロジーズがクラウドの現実を語る(前編)」の続きです) 和製クラウドでトラブルが続き、やむなくAWSへ移行 インフラについて。やはり和製クラウドベンダのインフラは値段が高い。いろいろ話をして安くならないかと相談したけれど、無理でした。理由は簡単です。デ
・Disclaimer自分は弁護士ではないし、その手の専門家ではありません。よってここに書いてあることを信じて、何かを行ってヤバい事になっても一切責任は負いませんし、それは自身の責任で処理してくださいね。まじめに会社の公式見解でもなければ、クラウドベンダーの代弁でもありません。 ・問題 自分の問題は以下、単純に「業務系システムを日本国内のDCのクラウドに上げている状態で、パトリオット法が適用された時に、そのクラウド上の業務系データが、一方的に米局政府に差し押さえられるということが起こりうるか?」という点につきます。 ・個人的な結論 結論から言うと、それは「ない」ですね。つまり、一方的かつ直接的に国内DCのデータが米国政府に押さえられることはないと思います。勿論、一定の要件を満たしたテロ等の嫌疑がある場合にはすべて正式の手続きに則った上で、米国当局の要請をうけて日本の司法がしかるべき手続きを
基幹システムをクラウドへあげるのは簡単ではなかった。ノーチラス・テクノロジーズがクラウドの現実を語る(前編) 基幹システムをクラウドで実現する。その過程でどのような技術を用い、どのような苦労があったのか。小売り流通業である西鉄ストアの基幹システムをAmazonクラウド(以下、AWS:Amazon Web Services)の上で実現したノーチラス・テクノロジーズが、その詳細について紹介したセミナーを5月15日、アマゾンジャパン本社のセミナールームで開催しました。 大規模システム開発の現状、Hadoopの可能性、クラウドのメリットとデメリットなど、参考にすべき多くの内容が語られたセミナーでした。この記事ではその概要を紹介します。 止まってはいけない基幹システムをクラウドへ ノーチラス・テクノロジーズ 代表取締役社長 神林飛志氏(写真中央)。 西鉄ストア様の本部基幹システムをクラウドへ移行する
某エントリーの話で、「なんでもかんでもクラウド化なのか?」というお話もご意見も多数頂戴いたしまして。一応念押しですが、そういうつもりはまったくないですよ。以下、個人的な補足メモです。会社の意見ではありません。一応、会社の公式声明は「できるものは、とっとクラウド化したほうがいいですよ。」です。 クラウド化の是非については、いろいろあるでしょう。ユーザーの所属する産業毎にシステムのあり方・考え方は違うでしょうし、当然クラウド化すべきだという意見や、いやそもそも無理があるという意見もあると思います。ただ、今までのように先例がないから無理、という理屈は通用しなくなっているのが現状でしょう。その意味では無茶な理屈ではなく、普通に選択肢としてクラウド化が候補になっている、と思います。その上で、クラウド化しない、するという議論が普通にできる状態になりつつあると思います。 そんな中でいろいろ思うところをち
モバイル向けBaaS「Kiiクラウド」正式版の提供開始。ユーザー認証、オブジェクトストレージなど。ストレージ1GB、100万コールまで無料 モバイルアプリケーションのバックエンド機能として、ユーザー認証やオブジェクトストアなどの機能を提供する、BaaS(Backend as a Service)型クラウド「Kiiクラウド」を、Kiiが日本と米国で正式サービスとして開始しました。 提供される機能は、ユーザー認証、デバイス認証、オブジェクトストレージ、ファイルストレージ、ファイルシンク、ユーザーの行動分析、アドネットワーク最適化など。Android、iOS、JavaScriptなどのクライアントアプリケーションから利用できるようになっています。 モバイルアプリケーションのためのバックエンドの機能があらかじめ用意されているため、開発者はクライアント部分の開発に注力でき、運用開始後もサーバの運用や
知っているようで知らないNeutron -仮想ルータの冗長と分散- - OpenStack最新情報セミナー 2016年3月 VirtualTech Japan Inc.
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