異色の芥川賞作家が誕生した。「苦役列車」で第144回芥川賞に輝いた西村賢太さん(43)は、その日暮らしの中卒フリーター作家。親子2代で逮捕歴もあるという“経歴”の持ち主だ。会見では賞の知らせを受ける直前、「風俗(店)に行こうかなと考えていた」と語って爆笑を誘う気さくな一面も。一昨年「小銭をかぞえる」で同賞の候補にもなった実力派だ。(夕刊フジ) 「きことわ」を執筆した朝吹真理子さん(26)とのW受賞になった今回の芥川賞。17日夜、会見の場となった東京会館(東京都千代田区)でひときわ爆笑を誘ったのは西村さんの方だった。チェックのシャツに短パン姿という普段着姿。吉報は自宅で受け「まぁ、そろそろ風俗(店)に行こうかなと思ってた。行かなくてよかった」と笑わせた。 受賞作は、人のせいにして生活するダメ人間が主人公。中学を出た後、日雇い労働で生活を送るが、人間関係でトラブルが起きて…と19歳の自身をモデ