東京大学医科学研究所が導入した2000万件もの医学論文を学習した人工知能が、専門の医師でも診断が難しい特殊な白血病を僅か10分ほどで見抜き、治療法を変えるよう提案した結果、60代の女性患者の命が救われたことが分かりました。人工知能は、このほかにも医師では診断が難しかった2人のがん患者の病名を突き止めるなど合わせて41人の患者の治療に役立つ情報を提供していて、専門家は「人工知能が人の命を救った国内初のケースだと思う」と話しています。 このうち60代の女性患者は当初、医師から「急性骨髄性白血病」と診断されこの白血病に効果がある2種類の抗がん剤の治療を数か月間、受けましたが、意識障害を起こすなど容体が悪化し、その原因も分かりませんでした。このため、女性患者の1500に上る遺伝子の変化のデータを人工知能に入力し分析したところ、人工知能は10分ほどで女性が「二次性白血病」という別のがんにかかっている
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220TB分のデータをカセットテープに保存する、IBMの新技術2015.04.29 10:008,463 scheme_a カセットテープ、まだまだ健在です! CDの登場と共に、カセットテープは絶滅したと思われていました。しかし驚くなかれ、磁気テープは未だに格安のデータストレージとして活用されているのです。 しかもIBMは、カートリッジ一つになんと220TBものデータを押し込む方法を発見したのです。ハードドライブの競争に思わぬダークホースといったところでしょうか。 富士フィルムの科学者達と共同で開発にあたったIBMの研究者達は、1インチ四方の磁気テープに1,230億ビットの無圧縮データを収納することに成功しました。これはおよそ15GB分のデータになります。より小さなmicroSDカードが200GBの容量を持つ事を考えるとそこまで大きな成果ではないように見えますが、磁気テープはmicroSD
IBMとARMは、モノのインターネット(IoT)デバイスの開発におけるハードルを下げるためにタッグを組み、「mbed IoT Starter Kit」という開発キットを発表した。 このキットの目的は、IoTデバイスの試作品を製作する際によく出てくる障害を排除することだ。 IoTデバイスの試作品を開発する際には、センサとIoTデバイスが正しく通信できるかや、バックエンドのサービスが取り扱えるような形式のデータをIoTデバイスが出力できるかといったことを確実にするうえで、数多くの障害に直面するのが一般的だ。 このスターターキットの目的は、親和性にまつわるこのような問題の簡素化にある。同キットにより、開発者はARMベースの基板と、互換性を有するセンサ、発光ダイオード(LED)の他、複数の電子部品を手にすることになる。この基板はオンラインポータルである「IBM Internet of Things
進化を続けるIBMのエンタープライズX-アーキテクチャー。汎用品であるインテルのCPUを採用しながらも、他のサーバーとは一線を画すエンタープライズ向けの製品としていくつものイノベーションを実現してきた。その最新のアーキテクチャーがX6であり、今年2月に発表されたラック型サーバーに加え、このほどブレード型サーバー「IBM Flex System X6コンピュート・ノード」が発表された。日本IBMのシステムズ&テクノロジー・エバンジェリストの緒方正暢氏にその特長と企業メリットについてうかがった。 x86の限界を超えたX-アーキテクチャーとは 日本アイ・ビー・エム株式会社 システム製品事業 x / Pureセールス事業部 PureFlexテクニカル・セールス システムズ&テクノロジー・ エバンジェリスト 緒方正暢氏 X-アーキテクチャーとは、インテルのx86アーキテクチャーによるCPU
開発生産性を高めるためのIBM流DevOpsとは? 開発担当者と運用担当者が連携し、アプリケーションのリリースサイクルの短期化を目指す開発方法論「DevOps」。この新たなテーマへの関心が近年になり急速に高まっている。背景には、経営環境の変化がさらに加速する中、業務基盤であるアプリケーションの新規開発や変更をより早いペースで可能にするアジャイル開発の重要性があらゆる企業で増していることがある。つまり、開発と運用のあり方を見直すことが企業の生き残りの重要な鍵になっているのだ。 もっとも、IT部門はこれまでにも、「開発スピード」と「安定性」の相反するミッションを持つ開発部門と運用部門の間の“壁”を突き崩すことで、開発生産性の向上に取り組んできた。「それらとDevOpsの一番の違いは、“システム”ではなく“ビジネス”の視点でアジャイル開発を試みている点だ」と解説するのは、日本IBMのソフトウェア
クライアントPCの更改やWindows XP、Windows Server 2003のサポート終了などに合わせ、仮想デスクトップ基盤(VDI、Virtual Desktop Infrastructure)を導入する企業が急増している。選択肢が多い中、特にパフォーマンスに優れ、かつ迅速なシステム展開を実現する日本IBMのFlex SystemによるVDIソリューションが注目を集めている。 VDIに注目が集まる理由 MicrosoftのWindows XPの延長サポートが2014年4月に終了するのを目前に控えた今、多くの企業がクライアント環境のリプレースに奔走していることだろう。そうした中、仮想デスクトップ基盤(VDI)によるシンクライアント環境への移行を検討する企業が増えている。 現在、VDIが注目されているのは、「ファットクライアント」と揶揄(やゆ)されることもある従来型のクライアントPC
IBMの研究者による完全準同型暗号(Fully Homomorphic Encryption)の実装が「HElib」として公開された。C++で実装されており、GPLv2またはこれ以降のバージョンのライセンスに準じると説明されている。現時点では「Fully Homomorphic Encryption without Bootstrapping (PDF), 2011」で説明されているBootstrappを使わないタイプの完全準同型暗号が実装されている。さまざまな高速化手法が適用されており、今後の活用が期待される。 完全準同型暗号は公開鍵暗号の一種で、乗算と加算の双方を実施できるところに特徴がある。現在広く一般的に使われている公開鍵暗号は乗算、または加算のどちらかに対応しているが、乗算と加算のどちらにも対応したものはない。HElibは完全準同型暗号を実装しており、データを暗号化したままで元デ
IBM Researchは、原子だけで撮影した「世界最小」の映画を2013年5月1日から公開している。『A Boy and His Atom(少年と彼の原子)』と題されたこの作品、実は何千個という量の原子を配置し、約250フレームのコマ撮りで撮影している。 IBMはなぜ原子を意図どおりに配置すること、移動させることに注力した研究に投資しているのか。その理由は、我々人類が扱うデータ量が将来的に膨大な量になることを予見したものだった。 「データの生成ならびにデータの消費が継続的に増加するのに従い、データ記録は原子のレベルまで小さくなるでしょう。新しいコンピュータアーキテクチャや、データを記録する別の方法を考え出すのに採った方法をこの映画の製作に適用しました」(IBM Research 主任研究員Andreas Heinrich氏) 原子の操作には「走査型トンネル顕微鏡(STM)」という、IBM
IBM、DevOpsを実現する統合ツール「SmarterCloud Continuous Delivery」発表。Jenkins、Chef、jUnitなど含み、ビルド、テスト、デプロイ、モニタリングを一気通貫に IBMは、統合されたツールでシステムの開発からテスト、デプロイ、モニタリングまでを行うことで、開発チームと運用チームが分け隔てなく協調できる、いわゆるDevOpsを実現する統合ツール「SmarterCloud Continuous Delivery」を発表しました。 DevOpsとは具体的な手法の名前ではなく、開発(Dev)と運用(Ops)が協力し合う方向性のことを指します。そのうえでDevOpsを実現する方法として一般的によく用いられているのは、アジャイル開発の考え方を運用にまで広げたContinuous Integration(継続的統合)やContinuous Deliver
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