タグ

書籍と言語学に関するakakitのブックマーク (7)

  • 『ことばをめぐる諸問題 - 言語学・日本語論への招待』松本克己 - BOOK HUNTING

    『ことばをめぐる諸問題 - 言語学・日語論への招待』松克己 そろそろ90歳が見えてきた、言語学者 松克己の最新刊。この人の最近の仕事、ちょっとおかしい。特に2000年代に入ってからは異常。『世界言語への視座』(2006)、『世界言語のなかの日語』(2007)、『人類言語史5万年の足跡』(2010)あたりは、まったく守りに入ってなくて、もう好き放題に攻めまくり。どんどんスケールをデカくしていって最高すぎる。 特に『人類言語史5万年の足跡』は、ヤバい。瑞宝中綬章を受賞した翌年の仕事だぜ。ふつうは縮こまるだろ。それも言語学でビッグヒストリー。カッコよすぎる。大器晩成って、こんな人のためにある言葉だな。そして当に言語学が好きなんだな、このジイさん。三省堂から。 言語学の面白さ、ここにあり。世界の言語を眺めわたすと見えてくる風景とは? 語学を志す人・言語を愛好する人にとっての、真に役立つ参

    『ことばをめぐる諸問題 - 言語学・日本語論への招待』松本克己 - BOOK HUNTING
  • 歴史の鍵穴:イネ・コメの比較言語学 稲作民の大量移住に疑問符=専門編集委員・佐々木泰造

    文化の特色の一つである稲作は、どこからどのようにして伝わったのか。言語学者の松克己さん(金沢大・静岡県立大名誉教授)が、言葉の系統関係を明らかにする比較言語学の方法で、イネとコメの起源と拡散に光を当てた。近著『ことばをめぐる諸問題−言語学・日語論への招待』(三省堂)に論文を収めている。 イネはインディカとジャポニカの2種がある。インディカはインド発祥で、4000〜5000年前、ドラビダ人が栽培を始めたとみられている。代表的なドラビダ語である南インドのタミル語では、イネはバリまたはアリ、コメはバリシまたはアリシと呼ばれる。 遅れてインドに到来したアーリア人のサンスクリット語でイネ・コメを指すブリーヒは、ドラビダ語からの借用語とみられ、インディカとともに西に伝わり、ギリシャ語のオリザ、イタリア語のリソ、英語のライスなどに形を変えた。 この記事は有料記事です。 残り1139文字(全文15

    歴史の鍵穴:イネ・コメの比較言語学 稲作民の大量移住に疑問符=専門編集委員・佐々木泰造
  • 今週の本棚:沼野充義・評 『言語学の教室−哲学者と学ぶ認知言語学』=西村義樹、野矢茂樹・著- 毎日jp(毎日新聞)

  • 英語のルーツ

    唐澤一友(著)/2011年9月 2100円(税込)/四六判並製・262頁 装丁:矢萩多聞/装画:たけなみゆうこ 「AnneのニックネームがなぜNancy?」「every dayは名詞が並んでいるのになぜ副詞扱い?」英語歴史的な発展をたどり、他の言語と比較。英語が深く理解できるようになる、英語学のユニークな入門書。 (ISBN 9784861102837) 目次|indexs はじめに 序章│英語発達史概観 英語史の時代区分 古英語とは 中英語とは 豊かな英語語彙 近代英語とは まとめ 第1章│インド・ヨーロッパ祖語民族の言語・文化・神話 インド・ヨーロッパ祖語民族の世界 インド・ヨーロッパ祖語から各言語へ 印欧語比較言語学の始まり 有史以前の世界への扉としての言語 太古の人的交流の痕跡としての言語 車輪の発明とインド・ヨーロッパ祖語民族 印欧語アナトリア起源説

  • 『言語類型の起源と系譜』 近藤健二 (松柏社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 著者の近藤健二は古英語関係の著作のある言語学者だが、書は言語の古層に測深鉛をおろし、アジア太平洋諸語の底流をさぐろうという壮大な試みである。 近藤が探求の手がかりとするのは能格言語だが、一般にはなじみがないと思われるので、すこし説明しておこう。 日語でも英語でもかまわないが、大半の言語は動詞が自動詞だろうと他動詞だろうとかかわりなく、主語になるのは主格であり、目的語になるのは対格(目的格)である。 私は 泳ぐ。 I swim. 私は 魚を べる。 I eat a fish. ところが、能格言語に分類される言語では、自動詞の主語になる格は他動詞では目的語になってしまうのだ。他動詞の主語、というか行為者をあらわすのは能格という別の形式である。それに対して自動詞の主語=他動詞の目的語は形式が同一なだけではなく、格をあらわす助詞や活用をともなわないので、絶対格と呼ばれる

    『言語類型の起源と系譜』 近藤健二 (松柏社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
  • 世界言語のなかの日本語、読了

    克己・世界言語のなかの日語(2007.12.19)の続き。 松克己『世界言語のなかの日語 日語系統論の新たな地平』(→amazon)をようやっと全部読み終えた。すごいだったので、改めてメモ。書は日語のみならず、言語の系統を語る上で必ず触れねばならない一冊になるだろうと思った。書の醍醐味は、以下の4点にある。 比較言語学では到達できない1万年以上前の親族関係まで射程に入れていること 現存する言語資料を可能な限り用いて、地球上の言語の地理的分布を描こうとしていること(マクロ的視点を得ようとしていること) マクロ的視点による整合性を手がかりに、親族関係を推定していること マクロ的視点による整合性を手がかりに、ミクロな現象を説明しようとしていること つまり、実証された帰結に基づいて理論を構築し、未解明だった言語事象に理論的推測を加えているのが面白かった。理論的推測を加えるという

  • はじめて学ぶ言語学 - ミネルヴァ書房 ―人文・法経・教育・心理・福祉などを刊行する出版社

    書は、学生、一般読者を対象としてことばの学問への関心をもたせ、言語研究の楽しさを実感してもらうためのである。大学における「言語学入門」「英語学入門」などでのテキストとしても最適。 はじめに 序 章 ことばの世界をさぐる……………………大津由紀雄 第1章 発音の仕組みをさぐる………………………窪薗晴夫 第2章 語の仕組みをさぐる…………………………杉岡洋子 第3章 文を作る仕組みをさぐる……………………今西典子 第4章 ことばの意味と法則をさぐる………………稲田俊明 第5章 発話解釈能力をさぐる………………………西山佑司 第6章 コミュニケーションをさぐる………………森山卓郎 第7章 言語獲得のメカニズムをさぐる……………杉崎鉱司 第8章 バイリンガリズムをさぐる…………………東 照二 第9章 ことばの理解のメカニズムをさぐる………磯部美和 第10章 発話のメカニズムをさぐる………………

  • 1