報道陣に公開された軍艦島。無人島となってから30年、建物の崩壊が進んでいる=長崎県高島町端島で2008年11月14日午前9時57分、徳野仁子撮影 ↑クリック↑すると次の写真に進みます 「軍艦島」の名で知られる、長崎市高島町の端島(はしま)が14日、報道機関に公開された。74年に島内の端島炭坑が閉山され、無人島となった同年4月から上陸は禁止されているが、市は観光拠点化のため今年6月から整備を開始。来春の一般公開を目指しており、桟橋や見学広場などの整備状況が披露された。 端島は南北480メートル、東西160メートル。長崎港から南西約19キロの海上に浮かぶ。1890年に三菱が採炭を開始。1916年には日本初とされる鉄筋コンクリート高層アパートが建設され、最盛期には約5200人が生活する“海上都市”だった。軍艦島の異名は戦艦を連想させる島影から付いた。 9月には端島炭坑が「九州・山口の近代