特殊急襲部隊(とくしゅきゅうしゅうぶたい、英語: Special Assault Team, SAT)は、日本の警察の警備部に編成されている特殊部隊。対テロ作戦を担当しており、ハイジャックや重要施設占拠等の重大テロ事件、組織的な犯行や強力な武器が使用されている事件において、被害者などの安全を確保しつつ事態を鎮圧し、被疑者を検挙することをその主たる任務としている[2]。また、刑事部の特殊事件捜査係だけでは対処できない凶悪事件にも出動する。 なお、特殊急襲部隊という名称は「Special Assault Team」を日本語に直訳したもので、正式な部隊名ではない。日本警察においてSATの正式な部隊名は特殊部隊であり[3]、さらに所属する都道府県警察名を付けるため、警視庁特殊部隊、千葉県警察特殊部隊などと表記されている[4][注 1]。 1972年9月5日に西ドイツでミュンヘンオリンピック事件が発