日本IBMは2011年4月8日、パブリック型の企業向けIaaSサービス「IBM Smart Business Cloud - Enterprise」を提供開始した。同社が2010年11月に発表した「IBM Smart Business 開発&テスト・クラウド・サービス」の機能を拡張したものである(関連記事)。 IBMは米国など海外のデータセンターを使って英語版のサービスを提供済み。今回の提供開始に合わせて、データセンターの拡充や機能拡張をしており、それにともない名称を変更した。 日本IBMは今回の提供開始にあたり、国内の幕張データセンターにサービス基盤を構築した。サービスの利用者は仮想サーバーを立ち上げる際に、管理用のポータル画面で、どの場所のデータセンターを使用するか指定できる。例えば、法規制やセキュリティ確保の理由で国外に持ち出せないデータを扱う際には幕張を指定する、といった使い方がで