京都花街、そして芸妓さん、舞妓さんたちの世界は、 室町末期から現在に至るまで350年にわたって続いてきた 日本の伝統文化のひとつと言えますよね。 でも、花街について、 ほとんどの方は表面的なことしか 知らないと思います。 また、しばしば間違った理解や 偏見を持っていることもあるでしょう。 しかし、その独特の風習やしきたり(ルール)は、 長い歴史の中で培われたものであり、 一定の必然性があるのです。 経営学の視点でこの世界を徹底的に分析し、 わかりやすく説明してくれている本があります。 次の本です。 『京都花街の経営学』 (西尾久美子著、東洋経済新報社) 同書は、京都花街の仕組みや、 芸妓・舞妓さんたちのキャリアを実地体験も踏まえて 深く掘り下げて研究した博士論文を元に書かれたもの。 記述は平易ですからとても読みやすいですよ。 今週はこの本をじっくりご紹介していきます。 今日はイントロダクシ