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宇宙に関するbookseller56のブックマーク (16)

  • どこまでを人に任せるべきか──『デジタルアポロ ―月を目指せ 人と機械の挑戦―』 - HONZ

    書は「人と機械がアポロ計画においてどう役割分担をしたのか(そもそも人に役割はあるのか)」という観点から、計算機開発を中心に、人間と機械の協働を分析した一冊になる。アポロ計画に関する歴史を辿る物からマネジメントを分析する物まで山ほど存在するだけに、今更新しいものが読めるのかなあ? と疑問に思っていたのだが、これが滅茶苦茶おもしろい! アポロ計画の技術者は機械設計にどのように人を組み込んだのか? 重大な月面着陸で人を制御にどのように介在させたのか? 人はいつスキルを持った賢い操縦士として働き、いつ飛行規定書に沿って機械のように動いたのか? この”人と機械”の境界線は、無味乾燥とした技術計算だけで成り立っているようにみえるアポロ宇宙船の人間的側面を映し出す。 原書は2008年刊行なので10年近く時間が経っているが、その価値はいささかも減じることがない。それどころか、自動運転車や人工知能との

    どこまでを人に任せるべきか──『デジタルアポロ ―月を目指せ 人と機械の挑戦―』 - HONZ
  • 宇宙植民の可能性を問う──『宇宙倫理学入門──人工知能はスペース・コロニーの夢を見るか?』 - HONZ

    近年イーロン・マスク率いるスペースX社を筆頭に、民間企業による宇宙開発が加速している背景がある。書は「宇宙倫理学」と書名に(聞き慣れない言葉だ)入っているように、そうやって人間が宇宙に出ていく際に不可避的に発生する倫理/哲学的な問いかけについての一冊だ。 ショートレンジとロングレンジの問いかけ そうした説明だけをきいてなるほど! 宇宙での倫理を問うのねわかるわかる! とはならないだろうから(僕も当然ならなかった)、具体的にその「宇宙倫理学」の中で、どんな問いかけ/議論が存在するのかをざっと紹介してみよう。まず身近な、現在すでに具体的な問題として存在するものでいえば、宇宙における軍備管理、人工衛星から得られる情報の取扱、スペースデブリの処理をめぐる問題、宇宙飛行士その他宇宙滞在者の健康管理についてなどなどがあげられる。 現在でも静止軌道をめぐる取り決めはあるが、今後地球周回軌道上がより希少

    宇宙植民の可能性を問う──『宇宙倫理学入門──人工知能はスペース・コロニーの夢を見るか?』 - HONZ
  • 第6回 いきものがかりがロケットを飛ばす日(後編)|最相葉月のさいとぴ|最相 葉月|webちくま

    川端裕人さんは、科学をテーマにして小説とノンフィクションを両方手がける文筆家。今回は、最新作『青い海の宇宙港』春夏篇、秋冬篇の2冊が発売されたばかりの川端さんへのインタビュー後編です。サイエンスの現場を描くことの困難とは何か──。 原子核工学を目指した頃 川端裕人は1964年、兵庫県明石市に生まれた。明石海峡大橋はまだなく、海峡をへだてて目と鼻の先に淡路島が見えた。家のそばには小川や田んぼがあり、明石城や日標準時を刻む明石天文台によく通った。父親はエンジニアで、母親も自然やサイエンスに興味があったわけではない。野に放たれた子どもだった、と川端は回想する。 『青い海の宇宙港』の主人公、天羽駆は、「マングローブって、木の名前じゃないんです」「海に近い水に浸かるようなところにできる林のことで、木の種類はいろいろあるそうです」と、教師の発言を訂正するようなクラス一のいきもの博士として描かれている

    第6回 いきものがかりがロケットを飛ばす日(後編)|最相葉月のさいとぴ|最相 葉月|webちくま
    bookseller56
    bookseller56 2016/09/21
    『青い海の宇宙港』川端裕人さんインタビュー後編
  • 第5回 いきものがかりがロケットを飛ばす日(前編)|最相葉月のさいとぴ|最相 葉月|webちくま

    川端裕人さんは、科学をテーマにして小説とノンフィクションを両方手がける文筆家。今回は、最新作『青い海の宇宙港』春夏篇、秋冬篇の2冊が発売されたばかりの川端さんへのインタビュー前編です。取材記者から小説家へと川端さんを突き動かしたものは──。 全員がいきものががり 〈多根島から宇宙へ! 空に咲く花になれ!〉 川端裕人の新作『青い海の宇宙港』の主人公、小学6年生の天羽駆が通う多根南小学校の体育館の壁には、そんな垂れ幕がかけてある。多根島は宇宙港がある南の島。駆は地元の民家にホームステイしながら島の自然や文化を学ぶ宇宙遊学生だ。東京にいる家族の心配をよそに、一年間をここで過ごしている。 宇宙遊学というだけあって、宇宙港の見学や宇宙港で働く職員による宇宙授業など、宇宙好きにはたまらないカリキュラムが組まれている。もちろんロケット打ち上げだって年に何度も至近距離から見られる。 赤米の田植えや、川をせ

    第5回 いきものがかりがロケットを飛ばす日(前編)|最相葉月のさいとぴ|最相 葉月|webちくま
    bookseller56
    bookseller56 2016/08/18
    『青い海の宇宙港』川端裕人さんインタビュー
  • 展覧会「宇宙と芸術展」ガイド、森美術館で開催-現代アートと宇宙開発の最前線、チームラボ新作で宇宙遊泳

    展覧会「宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」が、東京・六木の森美術館で開催される。会期は、2016年7月30日(土)から2017年1月9日(月・祝)まで。 チームラボ|《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく – Light in Space》|2016年|インタラクティブ・デジタル・インスタレーション|4分20秒(ループ)|サウンド:高橋英明 概要 歴史的な天文学資料や現代アーティストによる芸術作品、宇宙開発の最前線に至るまで、宇宙に関する古今東西ジャンルを超えた多様な出展物約200点を一挙に公開する展。「人は宇宙をどう見てきたか?」「宇宙という時空間」「新しい生命観―宇宙人はいるのか?」「宇宙旅行と人間の未来」の4つのセクションに分け、未来向かっての新たな宇宙観や人間観を提示し、紐解いて行く。 ファッションプレスでは、展覧会を取材。それぞ

    展覧会「宇宙と芸術展」ガイド、森美術館で開催-現代アートと宇宙開発の最前線、チームラボ新作で宇宙遊泳
  • 音による宇宙史の記録──『重力波は歌う アインシュタイン最後の宿題に挑んだ科学者たち』 - HONZ

    作者:ジャンナ ・レヴィン 翻訳:田沢 恭子、松井 信彦 出版社:早川書房 発売日:2016-06-16 書は発売(6/16)とほぼ同日に重力波2度目の観測成功が発表され、即日で重版が決まったというあまりにも出来過ぎな1冊だ。とはいえ単なる偶然と片付けるのも味気ない。これは、人類がこれまで観測できなかった「音」が宇宙に満ちている1つの「確証」であるのかもしれない。 もう少し具体的に紹介すると書『重力波は歌う アインシュタイン最後の宿題に挑んだ科学者たち』は重力波発見に至る経緯、検出のための観測所を組みあげるため奮闘した科学者たちの人生を通して、重力波が満ちている宇宙を解き明かしていく一冊である。重力波について現時点での絶好の入門書であるし、最初は実在すら危ぶまれる中、重力波の存在にキャリアを賭けた科学者らのどこか不器用な政治的駆け引きと確執を含んだドラマとしても素晴らしい。 書は、重

    音による宇宙史の記録──『重力波は歌う アインシュタイン最後の宿題に挑んだ科学者たち』 - HONZ
  • 重力波、世紀の発見をもたらした壮大な物語

    このほど、2つのブラックホールが合体する際に発生した重力波が検出された。図はブラックホールの合体のシミュレーション画像。ブラックホールがお互いを飲み込む直前には、それ以外の宇宙全体よりも大きなエネルギーを放出する。(ILLUSTRATION BY SXS COLLABORATION) 100年におよぶ壮大な探し物に、ついに決着がついた。科学者たちはレーザーと鏡を使って、時空のさざ波「重力波」を直接観測することに成功した。 この重力波は、地球から約13億光年の彼方で、2つのブラックホールが互いに渦を巻くように回転して衝突したときに発生した。ブラックホールの1つは太陽の36倍の質量を持ち、もう1つは29倍の質量を持っていた。(参考記事:「21年後に巨大ブラックホールが衝突へ」) 重力波は池に生じたさざ波のように宇宙を広がり、2015年9月14日、地球上に設置された4組の鏡の距離に、ごくわずかだ

    重力波、世紀の発見をもたらした壮大な物語
  • ハッブル宇宙望遠鏡 25年の軌跡 | 書籍 | 小学館

    近年、天文学は飛躍的な発展を遂げましたが、どれほど望遠鏡の性能をあげても、大気などの影響を受けるため地球上からは理想的な観測を行えませんでした。ならば、地球の大…

    ハッブル宇宙望遠鏡 25年の軌跡 | 書籍 | 小学館
  • 『月をマーケティングする』PDCAを回し続ければ、人類は火星に行けるのか。 - HONZ

    人類がまだ火星に行っていないのは、 科学の敗北ではなくマーケティングの失敗なのだ。 ここ数週間、書のオビに書かれていた言葉が頭から離れない。だが、こう言われて気を悪くするマーケティング関係者などいないだろう。叱咤されているようでもあり、持ち上げられているようでもあり… 1969年7月20日午後10時56分20秒。その時代に生きていた人なら誰もが、その時どこで映像を見ていたのか、克明に憶えているとも言われるアポロ計画。イーグル号が月面着陸して人類の足跡が月面に刻まれる様子は、世界中の人によってテレビやラジオで見守られた。 書はこの科学的偉業を、史上最大にして最も重要なマーケティング・PR活動として紹介した一冊である。科学や技術が事足りていたとしても、世の中にそれが受容され、自分事化されなければ、後世に語り継がれるどころか、事を成し遂げることすら難しい。科学の裏側で見落とされがちな社会史的

    『月をマーケティングする』PDCAを回し続ければ、人類は火星に行けるのか。 - HONZ
  • Azureテクノロジ入門 2016 目次 - 日経BP書店

  • 足下に“地球”を眺める体験型宇宙ミュージアム「TeNQ」

    東京ドームシティに宇宙ミュージアム「TeNQ」(テンキュー)が7月8日(火)にオープンする。4Kを超える解像度のシアターやプロジェクション・マッピング、球形ロボットを使ったゲームなど、最新技術を駆使して宇宙を身近に感じられる体験型スペースだ。 TeNQがあるのは、東京ドームシティの玄関口にある「黄色いビル」の6階。約2600平方メートルを使い、9つのゾーンを設けた。

    足下に“地球”を眺める体験型宇宙ミュージアム「TeNQ」
  • Gのレコンギスタの舞台“宇宙エレベーター”に惚れ込んだ男 (1/4)

    宇宙エレベーターに惚れ込み、宇宙エレベーター協会を設立した大野修一さんにお話を伺った(提供:Space Elevator Visualization Group) 宇宙エレベーターとは何かご存じだろうか? アニメファンなら、昨年2月に公開された『劇場版 とある魔術の禁書目録 ―エンデュミオンの奇蹟―』や、今年秋に公開予定の富野監督によるガンダム新作『Gのレコンギスタ』を思い浮かべるかもしれない。どちらも、宇宙エレベーターを舞台とした物語である。 宇宙エレベーター(軌道エレベーターと呼ぶ場合もある)は、その名の通り、地上と宇宙を繋ぐエレベーターであり、ロケットを使わずに、地上から宇宙へ、あるいは逆に宇宙から地上へと、物資や人員を大量に輸送できる新たな手段ともいえる。 提唱されたのは、今から60年以上も前のことだが、建造には非常に高い強度を持つ材料が必要であるため、長らく実現は夢物語とされてい

    Gのレコンギスタの舞台“宇宙エレベーター”に惚れ込んだ男 (1/4)
  • 『プラネットフォール―惑星着陸―』 マイケル・ベンソン、檜垣嗣子/訳 | 新潮社

    作家、写真家、映画制作者でもあるマイケル・ベンソンは、宇宙探査や天体観測によって得られた驚異的な画像を芸術写真として出版・展示公開する活動をつづけており、その功績は広く認められている。高い評価を受けた著書『ビヨンド 惑星探査機が見た太陽系』(新潮社,2005)は5つの言語で出版され、ニューヨークのアメリカ自然史博物館とワシントンDCの航空宇宙博物館では同書をもとにした写真展が開かれた。また、スミソニアン学術協会の後援によるアメリカ各地での巡回展のほか、ヨーロッパでも展示会が開催された。2作目の『ファー・アウト―銀河系から130億光年のかなたへ―』(新潮社,2010)は「ニューヨーク・タイムズ」紙に美的文学的偉業と称えられ、「自前のハッブル宇宙望遠鏡をもたない人にとって、このはそれに次ぐもの」と評価されている。ニューヨーク在住。 ベンソンの作品について (外部リンク)

    『プラネットフォール―惑星着陸―』 マイケル・ベンソン、檜垣嗣子/訳 | 新潮社
  • 『宇宙旅行はエレベーターで』 - 地上33,333,333階への架け橋 – HONZ

    書のテーマとなっている宇宙エレベーターについては、SFの世界で長らく定番ネタとして扱われてきたものである。宇宙から地球に向かってケーブルを垂らし、そのケーブルを伝ってゴンドラのような乗り物が、摩擦を利用して昇っていく。ケーブルの全長は約10万km。仮に1フロアの高さを3mと仮定すると、地上33,333,333階建ての高層ビルに匹敵するスケールを持っている。まさに雲をつかむ、どころか星をつかむような話だ。 これを書では、2020年代から2030年代の間に実現可能と予測する。背景には、1990年代におけるカーボンナノチューブの発見という出来事があった。現時点では実験室レベルに留まっているものの、鋼鉄の約400倍の強度を持ち、信じられないほどの柔軟性持つ新たな素材が見つかっているのだ。 著者の一人は、このカーボンナノチューブ性のケーブルを使えば、宇宙エレベーターが自重や、貨物の重さに耐えうる

    『宇宙旅行はエレベーターで』 - 地上33,333,333階への架け橋 – HONZ
  • [丸善出版ニュース] 『宇宙の「一番星」を探して』* 時間と空間をさかのぼって、宇宙最初の星の誕生の謎に迫る* 2011年11月発売

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