広島の空に「ピカッ」の文字、芸術家ら被爆者団体に謝罪2008年10月24日印刷ソーシャルブックマーク 広島市の原爆ドーム上空で21日、東京の芸術家グループが飛行機から煙を出して「ピカッ」の文字を描いたことに市民から「原爆を連想させ、無神経だ」との批判の声が上がり、グループ代表が24日、広島市内の被爆者5団体に謝罪した。平和を追求する映像作品の撮影だったという。 グループ代表の卯城(うしろ)竜太さん(31)=東京都国分寺市=が広島市役所で5団体の代表者と会い、「事前にみなさんと話し合うべきだった」と頭を下げた。被爆者団体側は「平和を追求する作品をつくるなら、もっと広島のことを知ってからやってほしい」と苦言を呈した。 卯城さんによると、「ピカッ」の文字は21日午前、チャーター機から煙を出させてつくり、原爆ドーム付近から撮影した。「ピカッの字が突然現れることで、若い世代に平和を想像させたかった」