函館観光をけん引してきた函館山ロープウェイは営業開始から65年余り。1992年に国内初の地域コミュニティーFMとして開設したFMいるかは昨年、地元密着の放送が評価され、放送文化基金賞(公益財団法人放送文化基金主催)の放送文化部門賞を受賞した。今後の事業展望を浅井忠美社長(59)に聞いた。
函館山ロープウェイ(函館市元町)は28日に開いた株主総会と取締役会で、本間秀之社長(65)が退任し、後任に日本政策投資銀行(政投銀)出身の竹村隆氏(56)が就任した。同社は2016年3月の北海道新幹線開業を見据え、改修工事を進めている。竹村社長は「11月のグランドオープンに向けて全力を尽くしたい」と抱負を語った。 竹村氏は山形県出身。東北大学を卒業後、北海道東北開発公庫(現在の政投銀)に入庫。経理や財務畑が長く、2010年に地域企画部長となり、11年からは日本海エル・エヌ・ジー(新潟県)の取締役経理部長を務めた。退任した本間氏は11年に社長就任。東日本大震災直後の観光客激減という苦しい状況を切り抜け、施設の大幅改修に取り組んだ。 函館観光の中心的役割を担う同施設のトップに就いた竹村氏。「観光拠点として大きな期待を寄せられており、来年3月の北海道新幹線開業に向けて弾みがつくような会社運営をし
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