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2008年1月28日のブックマーク (20件)

  • 「コンテンツ振興のために次世代制度を考える」シンポジウム開催 | スラド YRO

    明日1月26日の14時から、東京・早稲田大学において、「コンテンツ振興の ために次世代制度を考える」というシンポジウムが開催されるそうで す(申し込みもリンク先から)。インターネット時代のコンテンツ創造とコンテンツ産業の関係、そし てそれらを支えるための日の著作権法、そのほかの社会的ルールの方向 性について、有識者や現役のクリエイター・業界関係者が語り合うそうで、 /.Jでもおなじみの白田秀彰・法政大学准教授やマンガ家の島和彦氏が パネルディスカッションに参加するとのこと。興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。

  • 米国偵察衛星、有害物質とともに落下のおそれ | スラド サイエンス

    制御不能になった米国の偵察衛星が地球に落下する事が、27日付けのニューヨークタイムズ紙で報じられている。時期は2月下旬から3月上旬の見込み。重量約10トン、大きさは小型バス程度とのこと。落下中に燃えつきるかどうかや落下場所に関しては、現時点では不明だという。 この衛星は2006年12月に打ち上げられたが、その直後に地上から遠隔操作ができなくなったもの。 燃料はほとんど使われずに残り、姿勢制御用燃料ヒドラジンや搭載機器の金属ベリリウムなどの有害物質も搭載されていると疑われている。

    endor
    endor 2008/01/28
  • 明日香艦隊の新旗艦 - 書評 - 〈独立成功〉完全マニュアル : 404 Blog Not Found

    2008年01月27日07:00 カテゴリ書評/画評/品評Art 明日香艦隊の新旗艦 - 書評 - 〈独立成功〉完全マニュアル 書の編集者でもある、明日香出版藤田さんより献御礼。 会社を辞めてフリーで 個人でまずは1年目をクリアする 〈独立成功〉完全マニュアル 塚田祐子 必携。今後、これを買わずして仕事の独立を考えるべからず。 それにしても今週末は献ラッシュ。50冊以上来た。献者各位しばらくお待ちを。さすがに読む速度では書評を書けないので。 書「会社を辞めてフリーで 個人でまずは1年目をクリアする〈独立成功〉完全マニュアル」は、その長い書名からもわかるとおりの、No Nonsense なひたすら使える仕事独立指南書。 目次 - 明日香出版社 新刊案内 新刊紹介 会社を辞めてフリーで・個人でまずは1年目をクリアする <独立成功>完全マニュアル より抜粋 【1. 会社を辞める前にこ

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  • 404 Blog Not Found:急がば回れ - 書評 - 最短で結果が出る超仕事術

    2008年01月26日17:20 カテゴリ書評/画評/品評Art 急がば回れ - 書評 - 最短で結果が出る超仕事術 講談社ビジネス出版部の広部氏より献御礼。 最短で結果が出る 超仕事術 荘司雅彦 これまた素晴らしい仕事。「10倍アップする 新・知的生産術」をポジティブ過ぎ、アスレティック過ぎ、身もふたもなさ過ぎという人もこちらなら呑めるのではないか。 書「最短で結果が出る超仕事術」は、28歳で銀行を辞め、30歳で司法試験に合格して32歳から弁護士となった著者が、いかにして通常の弁護士の10倍仕事をこなすのかを披露した。 目次 第一部 広く、細かく情報を処理するのがすべての基だ 「急がば回れ」の習慣が差をつける 厄介な仕事から片付けよう スケジュール管理はローテクがベスト ワーキングスタイルのない人に成果は出せない 個別の情報帳を作ろう 第2部 効率と長期的視野を重視してアクシ

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  • 手で読む統計 - 書評 - STATISTICS HACKS(和訳) : 404 Blog Not Found

    2008年01月26日02:30 カテゴリ書評/画評/品評Math 手で読む統計 - 書評 - STATISTICS HACKS(和訳) オライリー・ジャパンの矢野様より献御礼。 STATISTICS HACKS Bruce Frey 鴨澤眞夫監訳 / 西沢直木訳 [原著:STATISTICS HACKS] これは面白くて使える。 ただし、競争も激しい分野でもある。 書、「STATISTICS HACKS」は、統計をハック、すなわち実践を通して学ぶ。「クラック」の意味で流通している「ハック」を統計に応用したものに関しては、すでに「統計でウソをつく法」というロングセラーがあるのでそちらを参照。 目次 - oreilly.co.jp -- Online Catalog: Statistics Hacksより クレジット はじめに 統計の基 秘密を盗め 2つの数字で世界を記述 オッズの計

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  • 404 Blog Not Found:多様性は単純な器を好む

    2008年01月26日01:15 カテゴリValue 2.0 多様性は単純な器を好む それが正しくないからこそ、 レジデント初期研修用資料: 幸福の複雑性 社会の「成功」を、富の大きさで判断することは正しいんだろうか? 以下も正しくない。 個人的には、そんな「漁礁」を、地域貨幣の導入で作れるように思う。 生態系で「一つの世界」をやろうとしたら、川床はジャンボタニシで埋め尽くされて、カブトムシやらモンシロチョウやら、昆虫類はアメリカゴキブリにい尽くされる。「勝者が全てを得る」グローバル社会は、たしかにその土地が生産するたんぱく質の総量を増やすけれど、ジャンボタニシとゴキブリしかいない森を見て、「豊かな自然でしょう?」なんて胸張れるのは、オリックスの宮内会長ぐらいだと思う。 ところがそのジャンボタニシもゴキブリも、もちろん我々も、DNA-RNA-タンパク質という共通のアーキテクチャーで動いて

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  • 小善は大悪に通ずるか : 404 Blog Not Found

    2008年01月26日00:30 カテゴリCodeTaxpayer 小善は大悪に通ずるか 行間からはっきりと読み取れる、怒りを通り越した諦めが痛い。 いっそネット丸ごと京都府警の管轄に - 雑種路線でいこう また京都府警か。なぜ京都府警が東大の先生とか大阪電通大の学生を捕まえるのか謎は深まるばかり。いっそネット丸ごと京都府警の管轄にしてホットラインセンターもインターネット協会ではなく京都府警にぶら下げてしまえばどうか。現行法で刺せない有害サイトも片っ端から著作権法違反とか何かで検挙してくれれば、かったるい法改正の手間も省ける。京都府警のふるまいを見て、鄭和の航海録を隠した(焼いた可能性も大きい)明の役人を思い起こした。 京都府警も、そして明の役人も、彼らの出来る範囲で「報国」したという点は共通している。そしてそれが結果的に国の未来を奪うことになりかねない、という点においても。 何をどう処す

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  • 江戸しぐさの行動経済学 : 404 Blog Not Found

    2008年01月25日21:00 カテゴリPsychoengineering 江戸しぐさの行動経済学 偶然観たのだけど、これが素晴らしい出来だった。 NHK首都圏放送センター [新トーキョー人の選択] - 「さらば!キレる大人」 巻頭関東甲信越ローカルなのだけど、全国で放映して欲しかったなあ。 番組の詳しい内容は上のリンク先を見てもらうことにして、印象に残ったのが「江戸しぐさ」。 江戸しぐさ - Wikipedia 江戸しぐさ(えどしぐさ)は日における江戸期の商人の生活哲学・商人道。しぐさは仕草ではなく思草と表記する。 びっくりしたのは、番組中で出て来たしぐさ(Wikipediaにあるとおり)を、私の場合すでに全部やっていたこと。それも誰彼に教わったというのではなく。強いて言えば、社会に教えられたのだろう。 それで、一つ気になったのが、「うかつあやまり」。これはどういうことかというと、相

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  • gooランキング - あらゆるものをランキングで紹介!ランキングの総合サイト

    ジャンプ史上最高傑作だと思うスポーツアニメランキング!3位「ハイキュー!!」2位「キャプテン翼」、1位は…

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  • 404 Blog Not Found:暇を作れぬ奴に金は作れない

    2008年01月27日20:00 カテゴリArt 暇を作れぬ奴に金は作れない い、以下に同じ。各位しばしお待ちを。 ガラパゴスで暇人は国富に非ず - 雑種路線でいこう 原稿がさっぱり進まないのに、またブログを更新している。当に救いがたいな。けれども誰だって試験の時期に限って部屋を片付けたり、締め切りが迫っている時に限って「これで生産性が上がるんだから」とか言い訳して.emacsを編集したりするだろ。人間ってそういうもんだよ。 必要な暇を作るべくentry. ガラパゴスで暇人は国富に非ず - 雑種路線でいこう たぶん暇は創造性を刺激しない。それに暇人を増やしたら犯罪者が増えることは統計が証明している。 それは暇が何たるかを知らぬのだ。 「忙」というのは、「時間がない」のではない。文字通り「心が亡い」、すなわち配るだけの心がない、ということなのだ。 荘司雅彦にしろ、勝間和代にしろ、藤沢晃治に

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  • 真の「迷著」 - 書評 - まぐれ : 404 Blog Not Found

    2008年01月31日00:00 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 真の「迷著」 - 書評 - まぐれ ダイヤモンド社書籍編集局第一編集部中嶋様より献御礼。 まぐれ 投資家は何故、運と実力を勘違いするのか Nassim Nicholas Taleb / 望月衛訳 [原著:Fooled by Randomness] 初出2008.01.28; 販売開始まで更新 「真の『迷著』」と私は書いた。ただしここでいう「迷著」は「トンデモ」とか「世迷いごと」という意味ではない。「迷いながら、悩みながら読むべき」という意味である。BGMは「迷い道」がおすすめ。 書「まぐれ - 投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」には、「全米No.1ヒット式」のオビがついている。このオビはAmazonでも見ることができる。 「すばらしい……タレブはあなたをつかんで離さない」--『リスク』の著者 ピーター・バ

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  • NHK電子化の落とし穴 - 池田信夫 blog

    当ブログは、きのうも4万2000アクセスと、最高記録を更新した。何が起きたのか、職員にろくに説明しない(わかってもいない)経営陣に不満をもつ職員が、情報を求めてアクセスしているのだろう。けさの朝日新聞にも、当ブログの記事をベースにしてくわしい解説が出ているが、これを読んで私もやっと原因に気がついた。 前にも書いたように、NHKでは「汎用原稿」という各チャンネルで共通に使える原稿をオンラインで送り、各部でニュース原稿にする。私のころは、汎用原稿を編集してニュース原稿にしていたが、最近はテレビニュースでは汎用原稿をそのまま放送しているようだ。資料用には、別の原稿を用意しているのかもしれない(20年間にそれぐらいの変化はあるだろう)。 最大の違いは、実は20年前は100%電子化できず、スタジオには紙が残ったことだ。当時、CNNなどはオンラインでプロンプター(カメラの上のモニター)に出しており

  • 北朝鮮vs.アメリカ - 池田信夫 blog

    手嶋龍一氏は、私の知っているかぎりNHK政治部でもっとも優秀な記者だったが、彼のフリーになって最初の作品『ウルトラ・ダラー』はいただけない。北朝鮮の偽ドル印刷というネタに意外性がない上、ストーリー展開が平板で、落ちもつまらない。何より小説という形をとったことで、彼の取材した情報が台なしになっている。 書はそれを枕に使いながら、まさに小説より奇怪な偽ドル事件の実態を描いている。私も奇異に思ったのは、2005年にバンコ・デルタ・アジア(BDA)が北朝鮮の資金洗浄を行なっていると主張するアメリカ政府の要求で資産凍結され、それに対して北朝鮮が抗議したとき、翌年ベルリンで2ヶ国協議を行ない、そのあと2007年の6ヶ国協議でアメリカが急に弱腰になったことだ。「テロリストとは交渉しない」はずのブッシュ政権が、テロ国家と名指した国と協議し、「核査察は金融制裁を解除しないと認めない」という筋違いの要求

  • オリジナリティの神話 - 池田信夫 blog

    知的財産権の権威として知られる、東大の中山信弘教授の最終講義が、きのう行なわれた。 その中で「従来は権利者側だけだったが、情報を扱う機器のメーカーも、すべてのユーザーもプレーヤーとして登場した。そのことを印象づけたのが、2004年に起こった海外向け邦楽CDの還流(逆輸入)禁止の動きだった」というのが印象に残った。あの騒ぎのきっかけになったのは、私がCNETに書いたコラムだったからだ。今のMIAUのメンバーも、あのころそろっていた。 「権利者の利益だけでなく、社会全体の利益との調和点を探ることが必要だ」というのも当たり前のことだが、文化庁の職員の端末の壁紙にでも大書してほしいものだ。「所有権のドグマ」を批判した中山氏の教科書も、異例の売れ行きを見せた。「現行の知財法体系を全面的に改めるような新体系」の研究も始まっているようだ。確実に流れは変わっている。 「コンドルは飛んでゆく」で巨額の

  • BaiduがGoogleを抜く方法 - 池田信夫 blog

    きょう世界第3位の検索エンジン、Baidu(百度)の日語サイトの運用が始まり、それに合わせて中国社のCEO、Robin Li氏が来日した。そのミーティングにまねかれたので行ってみたら、記者会見ではなく、佐々木俊尚氏やDan氏など、おなじみのブロガーばかり10人ほど。ブログから1次情報の出る日が来たのかもしれない。 気の毒な大手メディアのために、とりあえず第一報を提供しておくと、Li氏は39歳。NY州立大学で修士号をとった、絵に描いたようにハンサムな中国の新世代エリートだ。Baiduの中国内シェアは70%、世界市場シェアは5%で、GoogleYahoo!に次ぐ。日での戦略は、Yahoo!などに対抗するのではなく、「セカンド・サーチエンジン」をねらうという。特徴は「遊ぶ」検索サービスで、動画検索や画像検索に力を入れる。漢字文化圏どうしの強みを生かして、検索精度も上げる。 ただし「キ

  • NHK新会長への提言 - 池田信夫 blog

    NHKの福地新会長がきょう就任し、職員に「NHKはがけっぷちに立っている」と訓示したそうだ。たしかに今度の事件は深刻だが、彼はNHKがどんながけっぷちに立っているかご存じだろうか。 これまでにもNHKは、何度もがけっぷちに立ってきた。最初は1990年ごろ、島会長が赤字財政を立て直そうとしたときだ。彼は報道をグローバルな24時間ニュースにする一方、番組制作局をプロダクションとして切り離し、ラジオ第2放送や教育テレビや衛星第2を廃止して「ビデオ販売に切り替える」と言っていた。今でいえば、ネット配信だ。 動きの激しい多メディア時代には、経営に国会承認が必要な公共放送では競争に勝てないので、NHK体にはニュースと送出機能だけを残し、実質的な制作部門はMICO(国際メディア・コーポレーション)が中枢となり、世界の番組を輸入するとともに世界にNHKの番組を売る、というのが島の構想だった。いま思え

  • 最強の経済学者 ミルトン・フリードマン - 池田信夫 blog

    先ごろ死去したフリードマンの伝記。彼の著書をまったく読んだことのない人には、わかりやすい入門書だが、経済学者が読んでも得るものはないだろう。著者はジャーナリストで、フリードマンの理論を学問的に検討してはいないからだ。彼が20世紀でもっとも影響の大きな経済学者の一人だったことは疑いないが、彼ほど敵が多く、誤解された経済学者も少ない。今でも、次のような見方が世間には多い:アメリカの経済がうまくいかなくなってきた1970年代から、ハイエクやフリードマンといった人々がケインズを批判し、再び古典派経済学を持ち出しました。[・・・]時代錯誤とも言えるこの理論は、新古典派経済学などと言われ、今もアメリカかぶれのエコノミストなどにもてはやされているのです。(藤原正彦『国家の品格』p.183)これは徹頭徹尾でたらめである。ハイエクやフリードマンは、当時の主流だった新古典派に挑戦したのであって、「古典派経済学

  • 日銀総裁には民間人を - 池田信夫 blog

    日銀総裁をめぐる政界工作が活発になっている。焦点は、財務省出身の武藤副総裁の昇格を民主党が認めるかどうかだ。私は、かつて彼が主計局にいたとき、取材で会ったこともあるが、個人的には頭脳明晰な人格者で、人望もある。しかし残念ながら、彼が総裁に就任することは望ましくないと思う。 1990年代の金融政策の失敗の原因は、大蔵省と日銀の意思決定の齟齬だった。特に大きな岐路は、1993年に金融検査で経営破綻が判明した兵庫銀行をめぐって、日銀が「平成銀行」という受け皿金融機関をつくり、公的資金を注入して破綻処理しようとした案を、大蔵省の寺村信行銀行局長が「今はタイミングが悪い」といってつぶしたことだ。 この結果、兵銀の処理を先送りしているうちに、1995年に東京協和・安全の二信組問題が表面化してしまい、受け皿銀行(東京共同銀行)のスキームを二信組に適用せざるをえなくなった。ところが、この二信組はイ・ア

  • 検索オプション - 池田信夫 blog

    グーグルのアルゴリズムが最近、少し変わったようだ。昔は妙に古いサイトが上位にランクされたが、最近は新しいものを優先するようになったらしい。それでも、たとえば「コアCPI」と入力すると、2005年の指数がトップに表示されたりする。 昔グーグルが登場したころ、それまでの検索エンジンにあった「日付順」「国別」などの検索オプションが一切なく、「これが無条件にベストの検索結果だ」というのがさわやかな感じもあったのだが、特に経済ニュースは、これでは不便だ。さらに困ったことに、他の検索エンジンも右にならえになってしまった。ブログ検索では、どこのサイトも日付順が既定値になっているのに、これは奇妙な習慣だ。Baiduが日付順オプションをつければ、差別化できるだろう。

  • まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか - 池田信夫 blog

    Dan氏のところには訳が届いたようだが、私は原著しかもっていないので、それをもとに書く。したがって例によって、これは書評ではない(書評は2/25発売の週刊ダイヤモンドに書く予定)。 原著は2004年に出て大反響を読んだが、同じ著者のこれを上回る傑作、Black Swanが出たあと訳が出たのは残念だ。書の議論はBlack Swanで深められているので、1冊読むなら、そっちを読んだ方がいい。実は、書は別の版元で最後まで訳したのだが、あまりにも訳がひどくて廃棄され、ダイヤモンド社でやりなおしたという経緯がある。 ここでは、1点だけコメントしておく。それは著者の議論のコアになっている素朴ポパー主義だ。ポパーについては、当ブログで私が批判すると、アマチュアから粘着的なコメントが来るが、もはや見捨てられた過去の哲学者であることは世界の常識だ。著者もそれを前提にしているのだが、彼はあえてポパ