駆逐艦ダニエル・イノウエは、ハワイ生まれの日系2世、故ダニエル・ケン・イノウエ(日本名:井上建)上院議員にちなんで命名されました。ダニエル・イノウエ氏は1924年、ハワイのホノルルで福岡県出身の父と広島県出身の母との間に生まれ、第二次世界大戦では日系人部隊である陸軍第442連隊の一員としてヨーロッパ戦線に従軍。ドイツ軍との戦闘で右腕を失いながらも奮闘し、英雄として讃えられました。 戦後はハワイの政界に転じ、1959年の下院議員選挙で当選しアメリカ初の日系人議員となったほか、1963年には上院議員となり、戦時補償法の制定やウォーターゲート事件などの上院調査特別委員会委員長としても活躍。2012年12月17日に88歳で死去しました。 故イノウエ上院議員の名を冠した駆逐艦ダニエル・イノウエは、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の68番艦として2018年5月14日に起工、2019年10月27日に進水