昨日のつづき。 パンクがスタイルではないとすれば、スタイルのあるものとは何か。モッド/スキンヘッド文化を、その代表として考えて良いのではないかと思う(勿論、テディー・ボーイでも、ロッカーでも良いのだが)。その服飾における細かいルール、クラークスのデザート・ブーツであれ、フレッド・ペリーのポロ・シャツであれ、スタ=プレストであれ(ここまではモッズ)、DMのチェリーレッド・ブーツ10ホール白紐通しであれ、細いサスペンダー(ブレイシズ)をベルト・ループの内側にクリップすること(スキンヘッズ)であれ、それらは、レディ=メイドを流用したモノであり、消費財としてのそれらは、本来のコンテクスト(軍用靴、スポーツ用品、アイヴィー・ルック、足の不自由な人のための靴、ズボンをつりさげるためのもの)から引き剥がされ、モッドないしはスキンヘッドというスタイルの構成要素という「意味」を付与される。そして、それらの流