インターネット回線を利用したIP電話が乗っ取られて高額の電話料金を請求される問題で、東京都内の通信機器販売会社の顧客のうち4割が被害を受けていたことが分かった。 総務省は、NTT東日本などのIP電話会社から聞き取り調査する方針を決めた。 機器販売会社によると、約180いる全国の顧客のうち、大半は中小企業で、一部個人もいるという。勝手に国際電話をかけられる顧客の被害が最初に確認されたのは今年3月10日で、この会社だけで約80の顧客の被害があり、多くが3月中に発生していた。神奈川、岡山、栃木県でも被害が確認されたという。 宇都宮市で理美容品の卸売会社を経営する男性(39)の場合、4月分の請求額は253万円に上った。電話会社から「6月までに支払わないと電話を止める」と通告されたという男性は、「電話を止められたら商売にならないのに、『一切減額に応じられない』と言われた。落ち度がないのに、納得できな