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日米首脳会談を前に、握手する小泉純一郎首相とブッシュ米大統領=2002年9月、米ニューヨーク イラク戦争から20年。43日間の(ブッシュ米元大統領が宣言した)「主要な戦闘」終了後も、1年2か月の占領統治、8年8か月の米軍駐留、その後IS対策として7年半の再駐留と、米国と国際社会にとって戦後のイラクは、桎梏(しっこく)であり続けた。 最初のイラク駐留中に死亡した米兵は、今年4月の米国防総省発表では4431人、駐留米軍に雇用された民間企業の死者は、米紙報道によると2012年時点で1569人だ。米以外の外国軍の死者は、英軍179人を含め全部で317人。日本は、外交官2人を含む6人の命が失われた。 イラク国内では、過去20年間で20万人前後の民間人が命を落とした。06年半ばまでに65万人以上が死亡した、との医療専門誌の推計もある。 戦後も続く暴力 戦後もイラクの人々は内戦(06~07年)、ISの暴
『ジョン・デューイ 民主主義と教育の哲学』 上野正道『ジョン・デューイ 民主主義と教育の哲学』(岩波新書・990円)は、アメリカを代表する哲学者・教育学者のデューイに一貫した像を与える。デューイはアクティブラーニングや問題解決学習のルーツの一人とされる。しかし彼が目指したのは、多文化や多民族の国にふさわしく、多種多様な「コモン・マン」(ごく普通の人)がよりよく生き、学び続けていける民主主義社会であり、社会の一部としての学校である。教育とは将来の準備ではなくすでに社会参加であり、民主主義は制度よりも生き方に宿る。社会の敵対と分断が深まる中、学ぶべきヒントがここにある。 ★上野正道著 岩波新書・990円 『ゲノムの子 世界と日本の生殖最前線』 産婦人科医石原理の長年の取材記録が『ゲノムの子 世界と日本の生殖最前線』(集英社新書・1034円)だ。特に興味深いのは、技術進歩と先進国の人口縮小の中で
『統一教会』 安倍晋三元首相の銃撃事件以来、統一教会に再び注目が集まっている。櫻井義秀『統一教会』(中公新書・1056円)は、同教会について30年以上研究してきた第一人者の宗教社会学者の手による。 教祖文鮮明の生涯や同教会の歴史的経緯はもちろん、韓国と日本での宣教戦略の違いや日本政治への関与、結婚で韓国に渡った信者女性の声など同教会を「性・カネ・恨(ハン)」から多角的に明らかにする。それにより、「反共」という戦後日本を覆ってきたイデオロギーの影の執行部隊ともいうべき同教会の姿を浮き彫りにしている。 ★櫻井義秀著 中公新書・1056円 『マイノリティ・マーケティング 少数者が社会を変える』 伊藤芳浩『マイノリティ・マーケティング 少数者が社会を変える』(ちくま新書・990円)は、ろう者が使える電話リレーサービスの法制化などを実現してきた当事者団体代表の著作。その経験を活(い)かし、マイノリテ
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